5月13日更新の情報】(再掲)


九重連山春

5月12日の九重連山は晴。6時頃の長者原の気温は9℃。GWが終わり、ヤマシャクヤクの花が佳境を過ぎると、次はミヤマキリシマのシーズンへまっしぐらです。この春、遅れ気味かと思われた マンサクの開花も早めで、九州では平地の桜も3月中に満開を迎えるなど、少々開花が早まっています。こうなるとミヤマキリシマの群生地である平治岳や北大船山あたりの様子も気になるところで、 まずは平治岳に向かうことにします。山行前夜、いつもより少々遅く23時前に飯田高原着。長者原の駐車場は、この時間にはすでに駐車車両もそれなりにあるものの、驚愕の賑わいを見せたGWと 比べると空いています。さすがにこの時間から酩酊するほど飲むと翌朝が辛いので、控えめに遅めの夕食をとり就寝します。

明けて12日朝、東の空が白み始める5時前には目覚めたものの、寒くもなく暑くもなくというあまりの心地よさに思わず2度寝をしてしまい、朝食をゆっくり食べてから移動したため、 吉部駐車場に着いたのは、すでに6時を過ぎています。周囲の森には朝日が注ぐものの、山陰になる鳴子川東岸の登路はまだ薄暗さを残し、森の中にぼんやりと白いギンリョウソウが あちらこちらに咲いているのが分かります。ちょっと不気味ではありますが妖艶な気配も漂わせるギンリョウソウは花の傷みが早く、たくさん咲いているのですがきれいな花を探すのに 少々手こずり、やっとトップページの1ショットを撮影しました。

大船林道は週半ばの雨でかなりの流水が発生したようで、路面がえぐれた部分にバラスを入れて補修している場所もあります。登山道の落葉も流れて地面が露出している場所も多く、かなりの 雨量だったことを伺わせます。大船林道をはずれ、一歩森に入ると周囲は眩しく輝く蛍光色の緑があふれ、大地のパワーを実感します。しばし森林浴気分で新緑を満喫したいため、 まずは平治岳へ急ぎ、山頂から下りつつ撮影をすることにします。

山頂に着いた9時頃、先行する登山客が2組ありましたが、まだミヤマキリシマのシーズン前ですので訪れる人も少ないようです。この時期に平治岳にやってくる登山客は、開花状況を確認に きている人も多く、ピークを狙ってのミヤマキリシマ観賞山行の下見に訪れているようです。誰しもが気になる開花状況ですが、すでに山頂付近の一部の株が開花し始めている様子から、 山頂付近のピークは概ね2週間前後ではないかと思われます。

6月3日(日)に山開きが行われ、大船山で山頂祭が催されます。北大船山から段原付近も、ほぼ平治岳と同じ状況でしょうから、山開きにはまだミヤマキリシマの花が楽しめることを 期待するばかりです。今年は全体に花の生長が早いようです。平治岳でのミヤマキリシマ観賞山行を、例年通り6月中旬に計画されている場合は、前倒しした方が良いかもしれません。 これはあくまでも個人の感想ですから、あしからずご了承ください。(笑)

大戸越を見下ろす平治岳南峰も同じ状況ですが、大戸越付近にかけては多少開花が早めで、すでに咲き始めている株もあります。大戸越からの登山道は、ピーク時に発生する大混雑を軽減する ために上り下り専用の登路が別々に用意されています。流土防止する板が整備され、荒れが激しかった場所には迂回路も備えられて歩きやすくなっています。大戸越斜面や山頂近くでは、 ミヤマキリシマの保護のため近年ノリウツギの伐採が大規模に行われ、伐採されたノリウツギの枯れ木が少々気になる場所はあります。しかしながら、現時点で虫害の発生も見られず、 ミヤマキリシマのツボミは順調に生長中です。





【ギンリョウソウ】(2018年05月12日撮影)

薄暗い森の中に白い立ち姿のギンリョウソウが開花
Sony DSC-RX100M4 F/2.8 Auto ISO400 EV-1.3




5月12日撮影

【ギンリョウソウ】

まだ薄暗さの残る鳴子川東岸の森には、ギンリョウソウが 花を咲かせ、少々不気味な雰囲気を漂わせています。傷みが早く すでに花の端から変色し始めています。

【蛍光色の森】

少し寄り道をして大船林道から一歩脇道に入ると、路面まで 新緑が覆い、朝日を透かして蛍光色の緑が出迎えてくれました。 大地の息吹を実感します。

【土砂流失】

かなりの雨量だったようで、大船林道には土砂が流れて 路面がえぐれた場所を応急措置で補修していました。

【平治岳山頂】

まずは平治岳山頂に直行。山頂付近のツボミはすでに色付き、 間もなく開花しそうな状態です。

【開花間近】

山頂にはすでに開花した株もありました。平治岳山頂から三俣山 側の尾根もツボミが色付いており、10日後にはかなり見応えが ありそうです。ピークは2週間前後ではないでしょうか。

【北大船山方面】

北大船山方面もわずかに色付いているように感じます。そろそろ ツボミが色付き始めているのかも知れません。手前の株は、 平治岳山頂付近で最も開花が進んでいるものです。

【雨ヶ池冠水】

平治岳山頂から望む雨ヶ池は水を湛えていました。普段は枯れており、 梅雨時などしか水が溜まらないことから、かなりの雨量があったことを 伺わせます。

【山頂南斜面】

平治岳山頂南側の斜面では、まだ開花は始まっていません。 山頂付近より遅めです。

【南峰斜面】

平治岳南峰から望む大戸越方面。ツボミに色付きがありますが、 開花し始めている株はわずかです。こちらのピークも2週間後 でしょうか。

【南峰斜面】

平治岳南の峰から望む三俣山方面。ツボミが色付いてきました。 間もなく開花しそうな株が目立ちます。虫害は見られず、花は 順調に生長しています。

【大戸越付近】

大戸越側斜面の中腹あたりから望むと、すでに色付き始めている 株がかなりあります。こちらは少々早めで、10日後あたりには 見応えがありそうです。

【大戸越斜面】

大戸越付近では、一部の株で開花が始まっています。大戸越斜面も 心なしか色付いているように見えます。



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