1月14日更新の情報】(再掲)


九重連山冬

1月13日の九重連山は曇。7時の飯田高原の気温は3℃。すでに厳冬期を迎えているにもかかわらず、この異常なほどの暖かさは一体どうなっているのでしょうか。終日曇の予報で、 一時雲が厚くなるようでしたから、多少雨か雪が降るのでしょう。それにしてもこの冬は山にほとんど雪がないというのも異例です。雪が積もっていないのを嘆いても仕方がないので、 ここは一つ発想を転換して暖冬を楽しむことにします。厳冬期になっても雪が積もっていないというのも、見方を変えればこれほど珍しいことはないわけで、1月に積雪がない森の中を 散策できる喜びをかみしめようと、吉部登山口から入山し坊がツルまで散策してくることにしました。そんなものが一体あるのか〜、まさに無い無いづくしの冬の序章であります。(笑)

昨冬は無料で開放されていた吉部の通称300円駐車場は、今冬は無料ではなく100円に値下げされています。適正価格というものがあるのかどうかは不明ですが、冬でもちゃんと 管理をして頂いてるわけですから、使わせてもらう立場としてはいくらかの料金は取って頂く方が良いと思うのです。ということで、今回も閑散とした駐車場に車を止め、のんびり準備をして 8時に駐車場を発ち、大船林道をショートカットする鳴子川東岸の登路を歩き坊がツルへ向かいます。気温3℃ですから、降るとすれば雨かみぞれ、標高が高い坊がツルあたりでは 恐らく雪になっているはずです。もう少し気温が低ければ確実に雪になりますが、冷たい雨は実にやっかいです。

木々の枝先には水滴がたまり、ザックが枝に触れると水滴の洗礼を受けることになります。発汗を抑えてペースを落とし、枝先に触れないように慎重に歩くものの、歩き始めて10分もすると 体も温まり、その後はさすがに少々暑くなってきます。着衣を調整しつつさらにペースを落とし、暖冬の森に広がる景色を楽しみながらのんびり歩きます。意外にも地面は落葉の掛け布団を 被っていたためか、雨に濡れた地面の下には霜柱がしっかりできています。どんよりとした曇り空が広がり、落葉の森も薄暗さが残る中に季節感は感じられません。鳴子川を渡り坊がツル北端に 抜ける9時過ぎには、ついに小雨が降ってきました。やっかいな冷たい雨です。雨具を着用するほどでもなかったので傘でしのぎ、法華院温泉山荘へ急ぎます。

坊がツルにはうっすらとガスがかかり、山は完全にガスに隠れています。ガスの切れ間に垣間見る山には、標高1500m付近から上では雪になっているようです。法華院山荘の談話室を借りて 休憩している間にも、雨が雪になり再び雨になるというみぞれ模様の天気が続きます。10時30分を過ぎてもガスに覆われたままで一向に回復の兆しはなく、寒くなってきたので 早々に法華院山荘を発ち吉部登山口へと下ります。駐車場へ帰着した11時30分頃、束の間晴れ間が広がりました。その後も飯田高原から長者原付近にかけては時折日も差していましたが、 終日曇りが続いたようです。午後は所用のため、慌ただしく飯田高原を発ち帰路に着きました。

それにしても、この冬は冷え込みらしい冷え込みもなく、近年まれに見る暖冬になっています。どんなにポジティブに考えても、暖冬をどうやって楽しめばよいのか、実に悩ましい冬です。 このまま積雪もせずに春になることはないでしょうが、暖冬の影響で自然のサイクルが狂ってしまい、せっかく激減しているミヤマキリシマを食い荒らすシャクトリムシが増えなければ 良いのですが・・・。

【追伸】
やまなみ牧場が元旦から4月12日までリニューアルのために閉園しています。入り口に「冬期閉園中」と表示されていたので気がついたのですが、 facebookにはちゃんと掲載されていました。ということは温泉館もお休みですね。





【モノクロームの森】(2018年01月13日撮影)

雨上がりの森で頭上に広がるモノクロームの景色
Nikon Z7 Nikkor Z 24-70mm F8 Auto ISO400




1月13日撮影

【閑散とした駐車場】

吉部の300円駐車場は冬期100円に値下げ中です。 訪れる登山客も激減し閑散としていました。

【鳴子川】

鳴子川も全く冬らしさが感じられません。さらさらと春先のように 流れています。今冬は果たして暮雨の滝が凍結することはあるのか、 気になります。

【霜柱】

落ち葉の下の登路は意外にも霜柱が覆っています。雨が降って いたにもかかわらず、さすがに飯田高原は平地とは一線を画す 冷え込みです。

【無雪の登路】

全くこれっぽっちも積雪がありません。暖冬にも程があるというか、 どうしようもない暖冬です。

【流土防止】

大船林道の4号集材路入り口付近は、これまでも雨で度々道路を覆う土砂が 流れてしまう被害が出ています。林道に水流ができないように、 側溝や道路外に排水する仕切りを増設する工事が行われています。

【流土防止装置】

なるほど、道路に埋もれている部分の構造はこうなっていたんですね。 これはハンドメイドなんでしょうか?

【モグラのしわざ】

冬になるとあちらこちらに土の盛り上がりができています。 坊がツル木道付近にも多数ありますし、長者原でも見かけました。 これはモグラのしわざなんでしょうか?

【法華院温泉山荘】

法華院温泉山荘付近も年末年始の賑わいが過ぎ閑散としてます。 静かな時間が流れているようです。

【休憩中】

法華院山荘の談話室を借りてしばし休憩。至福の一時とまでは いきませんが、スープを飲んで温まります。1時間少々の間に、 雨が雪に変わり再び雨になり、みぞれ模様の天気が続きました。

【幻想】

坊がツルに広がる幻想の世界。不思議な景色だったので、 セピアに変換してみました。
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【食害】

今回も数頭の鹿を目撃しました。甲高い鳴き声はあちらこちらから 聞こえてきます。餌が少なくなる冬場、鹿が木の幹をかじり 皮を食べてしまっています。近年さらに目立つようになってきました。

【大船林道】

曇り空から霧雨が降り、大船林道もわずかにガスに霞みます。 モノクロだとコントラストが弱くなってしまうので、 こちらもセピアに変換して遊んでみました。
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【雨粒をまとう】

おもしろいものを探して、ついに雨粒まで写してみました。 絞り開放でもF4にしかならないレンズのボケ味はこんなものか。
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