9月16日更新の情報】(再掲)


九重連山秋

9月15日の九重連山は曇のち雨。5時の長者原の気温は20℃。山行前夜の14日は20時過ぎに準備万端で長者原着。毎度のことながら、翌朝に備えるまでもなく酩酊して 爆睡であります。目覚めた15日4時、当然ながら真っ暗なのでありますが、三俣山の輪郭すら全く分かりません。どうやらガスがかかっているようです。夜半には、時折月明かりも 望めましたが、期待も空しく曇り空で山にはガスがかかっているようです。この天気ですから慌てることもなく、大曲から入山したのはすでに5時を過ぎています。硫黄山道路に 抜けたところで曇り空ではありましたが、随分明るくなりヘッドランプを消灯。ガスに覆われて三俣山の姿も望めないまま、ひとまずすがもり越へ向かいます。

すがもり越へ着いた6時前、晴れていれば日の出の時刻を迎えますが、依然としてガスが濃く三俣山西峰登路も見渡せません。すがもり避難小屋で待機すること30分あまり、 実に悩ましい選択でしたが三俣山のリンドウは断念し、坊がツルへ向かうことにします。ひとまずガスのかかっていない坊がツルで佳境を迎えつつあるアケボノソウを撮影し、 復路に天気が回復すれば西峰までリンドウを探しに行くことに決定です。

ススキが穂を出し、時折ガスがかかる北千里をのんびり歩き、雲の切れ間に猿岩を撮影しつつ法華院温泉山荘へ7時過ぎに着。早速談話室の前のテーブルを借りて遅めの朝食であります。 大船山頂がガスに見え隠れするのを眺めつつ、しばし至福の時を過ごします。坊がツル周辺には一際目立つ秋の花が至る所に咲いています。大ぶりな黄色の花を咲かせているオタカラコウ、 登路脇に多数咲いているアケボノソウ、木道付近にはサワギキョウや花期を終えようとしているシラヒゲソウなど、晩夏から初秋に咲く花が楽しめます。

アケボノソウは、登路脇にとにかくたくさん咲いているのですが、強めの風が吹いていたため全体が揺れ撮影に一苦労します。多少とも周囲の風が遮られるススキの茂る中に 咲いている株を探し、風との根比べであります。ひたすら待ち続けて風の止み間に撮影し、さらに待ち続けて撮影を繰り返すこと2時間あまり、納得はしませんがこれくらいで 勘弁しておいてやろう・・・、ということで撮影を切り上げて山を下ることにします。

次のターゲットは三俣山のリンドウであります。こちらもはやる気持ちを抑えつつすがもり越へ着いた11時頃、あろう事か周囲は再びガスに覆われてしまいました。 しかもガス雨まで降り始めて、この天気では撮影もままなりませんので三俣山は断念。そそくさと山を下り大曲に着いた11時30分過ぎ、ついに雨が降り始め、 長者原に戻った正午前には本降りになりました。何とか雨に遭わずに山行できただけでも幸いでした。





【アケボノソウ】(2018年09月15日撮影)

坊がツルに咲くアケボノソウ、巧妙な花の作りに感心させられるばかり
Nikon D850 MicroNikkor105mm F/32 Auto ISO400




9月15日撮影

【すがもり越手前】

6時前、すがもり越手前付近は濃いガスに覆われていました。 視界も開けず、かなり厳しい状況です。

【ガスかかるすがもり越】

すがもり避難小屋もガスの中で、 三俣山西峰登路も濃いガスに覆われていました。

【北千里ヶ浜】

三俣山は断念し、坊がツルへ向かうべく北千里へ下りました。 ススキが風に揺れ、すっかり秋の景色になっていました。

【猿岩】

北千里外れの猿岩の向こうに束の間ガスが晴れた大船山が 望めました。順調にガスが晴れてくれることを願うばかりであります。

【法華院山荘】

7時過ぎの法華院温泉山荘付近はまだ静かでした。天気にもよりますが、 この時刻ですと、まだ山荘の登山客以外は訪れる人も少なめです。

【ささやかながら】

ひとまずノンアルコールビールで乾杯!ささやかな朝食ですが、 山で食べるとまた格別です。もう少し気温が低くなれば、 暖かい食べ物がほしくなりますね。

【アケボノソウ】

登山道脇に普通に咲いています。遠目には何てこともない花ですが、 よく見ると実に巧妙な花の作りに感心するばかりです。

【アケボノソウ】

ついつい見とれてしまうほど巧妙な花です。黄色の斑点の部分は 蜜腺で、お客様がよく蜜を求めてやって来ます。

【アケボノソウ】

アリは蝶のように蜜を吸うわけではないでしょうから、 どうやって集めるのでしょうか?

【シラヒゲソウ】

ほとんど花期を終えようとしているシラヒゲソウ。 パーツがすでに欠落しています。坊がツルでは一輪のみ 見かけただけです。

【モウセンゴケ】

坊がツルでは近年生育範囲がかなりに狭くなっているようです。 モウセンゴケは、タデ原や西千里ヶ浜の湿地でも見られます。

【オタカラコウ】

アケボノソウやシラヒゲソウのように繊細ではなく大ぶりではありますが、 オタカラコウが咲き始めると、秋の訪れを実感します。

【坊がツルのススキ】

坊がツルは一面銀色の穂波に覆われ、すっかり秋の装いです。 今年の中秋の名月は9月24日。ススキと月見団子で乾杯!



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