4月11日更新の情報】(再掲)


九重連山春

3月26日の九重連山は曇のち晴。7時の飯田高原の気温は14℃。3月初めから地域行事の「第28回小平椿まつり」の準備に追われていました。小平(こべら)は東京都の小平市(こだいらし)や北海道小平町(おびらちょう) と同じ小平の地名なんで、小平つながりということで、小平市の方からもネットの投稿にレスをいただきました。私たちの小平(こべら)はど田舎です。(笑)どの小平もいずれは訪れてみたい地であります。

椿まつりの準備は1年かけて行います。県指定特別保護樹林のツバキを管理するために除草や消毒などは市から委託され、私たちの父親世代では自前で行ってきた作業も、担い手の高齢化と後継者不足で年々難しくなり、 今では外部の業者に委託しているのが現状です。そのような維持管理のための補助金の申請やイベント本体の助成金などの事務手続きも多く、2日間の開催とはいえ年間を通してかなりの手間がかかります。 もちろん無償のボランティアですけど。(涙)

ということで、3月中はイベントの後処理に追われ、助成金の報告や次年度の助成金の申請等々、なにかと慌ただしく過ごしてきました。週末毎に打ち合わせや会場の掃除などなどに追われ、22日(土)・23日(日)の イベントが終わって一息ついた26日、満を持しての山行であります。

長者原から見上げる山にはガスがかかり、牧ノ戸峠はガスと強風が吹く始末。予報では晴れだったのに・・・。予報を信じて長者原へ下り待機するか、はたまた雨ヶ池までの散歩に変更するか悩ましいところです。 前回3月初めの山行では坊がツル北端のマンサクの古木が開花していましたので、そろそろ見納めかも?ということで、ここは潔く目的地を変更して、マンサクの花観賞に変更です。

吉部から坊がツルへのルートではあまりに単純なので、今回は久々に雨ヶ池から坊がツル北端の鳴子川西岸ルートに抜ける七曲へ下ることにします。雨ヶ池先のベンチの先に入り口があり、 久々のルートなので以前の記憶をたどりながら、テープを頼りに進みます。杉林の急斜面をつづら折りの七曲に下り、鳴子川西岸のルートと無事に合流します。テープがしっかり付いているので見落とさなければ 迷うことは無いと思いますが、メジャーなルートではないのでお気を付けください。

目的のマンサクはすでに花期が終わりかけているようで、遠目にはまだきれいに見えますが、近づくとしおれた花弁も目立つようになっています。一時は枯れかけて倒れてしまうのではないかと心配していましたが、 枯れ枝を伐採してもらい、樹勢も戻っています。来年もまたきれいな花を咲かせてくれることを期待するばかりです。

【追伸】
掲載中の画像はX(Twitter)へポストしてる画像にリンクしています。全部ではありませんが、画像をクリックすると拡大しますので、精細な様子を確認できます。





【春】(2025年03月26日撮影)

春本番、坊がツル北端の古木のマンサクと彼方の平治岳

Nikon Z8 NIKKOR Z 24-120mm f4/S F11 1/250s ISO100

3月26日撮影

【朝のタデ原とガスかかる山々】

7時のタデ原から望む三俣山方面。ガスがかかり強風が吹いていました。予報を信じて待つのももどかしく、 目的を坊がツル北端のマンサクの古木に変更して入山します。

【天気回復】

徐々に天気が回復してきた、春浅くまだ葉を付けていない木々の枝間から日が注ぐようになりました。

【雨ヶ池】

朝のガスがうそのように晴天に恵まれた雨ヶ池。春を通り越して初夏を思わせる陽気です。 この日大分県内の平地では30℃近くまで気温が上昇していました。

【七曲への入り口】

長者原から雨ヶ池を抜け坊がツルへと向かうと、ベンチがあります。 右側が坊がツルへの登山道ですが、七曲がりへのルートと間違えないように 正面にはガイドロープが張られています。この先に七曲がりへのルート入り口があります。 テープがありますので、見落とさないように進むと七曲がりへの登山道になります。

【七曲】

坊がツルへ向かう鳴子川西岸のルートと大船林道を抜けた道が合流するあたりにひっそりと掲示があります。 何だろうと思われている人も多いようですが、この先の杉林を抜けて雨ヶ池へ通じるマイナーな登山道があります。

【マンサクの古木】

坊がツル北端にある周囲では一際大きなマンサクの古木です。枯れ枝を剪定して樹勢が回復しました。 今年もきれいな花を楽しませてくれました。

【マンサク】

遠目にはまだきれいに見えますが、すでに花弁がしおれてきていました。

【平治岳】

マンサクの古木の枝間から平治岳を望む。今年のミヤマキリシマはどうなるかな〜と期待も膨らむ春到来。

【坊がツル】

野焼きで漆黒の大地と化した坊がツルも、一雨毎に焼け跡の灰が落ち着いて徐々に焦げ茶色になってきました。

【バイケイソウの芽吹き】

春の森にはバイケイソウの芽吹きが見られます。間もなく木々の枝先にも芽吹きが始まります。



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