4月7日更新の情報】(再掲)


九重連山春

【4月6日】
4月6日の九重連山は晴。7時の牧ノ戸峠の気温は6℃。慌ただしく過ぎた1週間が終わり、迎えた週末。またしてもそそくさと山行することになっています。 怒濤のように続いた送迎会も先月中に終わり、間もなく迎える歓迎会シーズンに戦々恐々としているところであります。時代の節目となる平成から令和へと元号が変わる まで1ヶ月を切り、新年度を迎えた職場でも簿冊の表書きを平成31年度とすべきか、令和元年度と表記すべきか悩ましく感じています。(笑)

先週は火山性地震の報道で山行を自粛した登山客も多かったようですが、1週間が経過し長者原や牧ノ戸峠には賑わいが回復しています。3月末の火山性地震も沈静化してますし、 ひとまず安心したところですが、やはり九重連山は活火山だということを常に認識しておかないといけません。木々の枝先に緑の芽吹きも見られるようになり、 それでも沓掛山周辺ではまだマンサクの花を楽しむことができます。劇的な変化とまでは言いませんが、山行中にはウグイスの鳴き声があちらこちらから 聞こえるようになっています。霜柱が溶け泥濘地と化していた登山道はすっかり歩きやすくなっているものの、やはり平地とは異なり所々に霜柱に覆われた場所もあり、 山を下る頃にはささやかながら泥濘地となっていました。

7過ぎに牧ノ戸峠から入山し、ダストが少なく透明度の高い周囲の景色を堪能しつつ、それでも淡々と歩いて9時に御池着。すでに4月にもかかわらず、 満々と水を湛えた御池湖岸には依然として氷が残っています。さすがに山頂付近は夜半氷点下まで冷え込んでいるようで、九州とはいえ標高が1800m弱あることを思えば、 当然のことであります。目をこらせば木々の枝先に緑が顔を出していたりと、小さな変化はたくさんありますが、それでも冬枯れの景色が残る山頂付近の景色は単調です。 吹く風もどこか暖かさを感じるようになり、中岳と天狗ヶ城の稜線にある御池を見下ろす岩場でしばし休憩した後に山を下ります。

10時30分過ぎに牧ノ戸峠に帰着。野焼きから2週間が過ぎた長者原から泉水山麓に目をこらしつつ散策すると、泉水山麓にキスミレが咲き始めているのを発見しました。 暖かな日が続き一雨降れば野焼き後10日から2週間程度でキスミレが開花し始めます。泉水山麓をキスミレが黄色く染め上げるまでは今しばらくかかりそうですが、 3月中に野焼きを終えていますので、今春はきれいに咲き乱れてくれることを期待しています。


【3月30日】
3月30日の九重連山は曇。7時過ぎの長者原の気温は9℃。3月30日の九重連山は晴。午前7時過ぎの気温は9度。九重連山では3月28日に火山性の地震が頻発しました。 入山規制などはされず、噴火警戒レベルはレベル1のままでしたが、少々不安を感じます。そもそも九重連山そのものが火山ですから、地震はつきものです。 飯田高原に住んでいた頃にも、体感できる地震が度々ありました。夜半の揺れで目覚めて、さて震源はどこかな?とテレビをつけてみても、地震の情報はなし。 最初は不思議に思ったのですが、これが火山性の地震なのです。幸いその後沈静化してきましたが、震源となっている三俣山の様子を見てくることにしました。

自宅をゆっくり発ったので、大曲から入山したのはすでに7時30分です。午後からの所用のため、早々に山を下らなければならず、急ぎ足での山行になります。 先週は地域行事のため山行できなかったため、飯田高原の景色が一変していたのも驚きです。硫黄山道路から望むと、野焼きを終えたタデ原から泉水山麓にかけての焼け跡も 多少落ち着いてきています。3月中に野焼きを終えて、10日から2週間程度でキスミレが咲き始めます。次週末あたりには咲き始めているかも知れません。

硫黄山道路から望む硫黄山の噴煙も特に変化があるようには見えませんし、すがもり越でしばらく休憩したのですが、体に感じるような揺れはもちろんありません。 しかしながら、火山性の地震が頻発したとなると、すがもり避難小屋で休憩していても、なんだか尻の下がむずがゆいような、なんとなく座り心地の悪さを感じます。(笑) そうこうしている間に山頂付近にはガスがかかり始め、徐々に視界が悪くなってきます。西峰を経由して本峰へ着く頃にはガスに覆われ、周囲の視界が開けなくなってきます。 木々に枝先は緑の芽吹きがあるものの、視界が悪化した山頂で待つのも気が引け、そそくさと山を下ったのであります。

1週間前に野焼きを終えたタデ原を散策。漆黒だった台地は茶色に変わってきており、焼け跡の灰も随分落ち着いてきています。植物の芽吹きはもう少し先になりそうですから、 木道を散策した後に泉水山麓から筋湯方面まで一巡して帰路に着きました。年度末から年度初めにかけての所要に加え、居住区で地区の役員を仰せつかっており、 休日は地域行事を主催する側になっているため公私にわたり諸行事に追われています。今しばらくのんびりとした山行はできそうにもありません。(苦笑)





【キスミレ】(2019年04月06日撮影)

野焼きから2週間が経過した泉水山麓に咲き始めたキスミレ
Nikon Z7 Nikkor Z 24-70mm F8 Auto EV-0.7 ISO400




4月6日撮影

【霜柱覆う登山道】

冬に比べるべくもないささやかな霜柱ですが、 当然ながら溶ければぬかるむことになります。 それでもドロドロの泥濘地だったことを思えば、 随分歩きやすくなったものです。

【星生山】

西千里ヶ浜から望む星生山。日増しに春の気配を感じさせるような ウグイスの鳴き声が響き、上空にはきれいな青空が広がっていました。

【天高く】

秋ではなくとも、ダストがなくきれいに澄み渡った青空には薄引きの雲が映えます。

【御池】

暖冬で早めに解氷した御池湖面の波が輝いていました。 湖面を渡る風も暖かく、春の訪れを実感します。

【湖岸の氷】

さすがに湖岸には氷が残り、岩の割れ間には雪が残っていました。 山頂近くは氷点下まで冷え込んでいるようです。

>
【御池と久住山】

中岳と天狗ヶ城の稜線にある岩場から毎度の定点観測。 目をこらすと小さな変化はあるものの、 御池湖岸は依然として冬枯れの装いが続いています。

【キスミレ】

野焼きから2週間が経過した泉水山麓に咲き始めたキスミレ。 一雨ごとに野焼きの灰も落ち着き、 やがて山肌をキスミレが黄色く染め上げていきます。

【キスミレ】

大分県ではレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されています。 山肌を黄色く染め上げるほどに咲くキスミレも、 野焼きによって生息が維持されている貴重な植物です。

3月30日撮影

【硫黄山】

火山性の地震が頻発したようですが、硫黄山の噴煙が増えているようには見えません。 目視では特に変化がありません。

【硫黄山周辺】

徐々に山頂付近にはガスがかかり始めました。 西峰登路から望む硫黄山周辺にも、目視では特に変化は見られません。

【三俣山本峰】

本峰山頂付近はガスに覆われ周囲の眺望は開けません。 こうなると待機するというより、早々に山を下る方が賢明です。

【地震計】

九重連山は硫黄山周辺を中心に様々な計測装置やカメラが設置され、 火山活動の状況を監視しています。三俣山西峰中腹にも地震計が 設置されています。

【アセビ】

可憐な花とは裏腹に、全身に毒を持つ有毒植物です。 馬が食べると酔ったようになるという「馬酔木」 の語源だそうです。でも食べる動物がいないから、 坊がツルあたりでやたらと増えるんです。

>
【警戒中】

火山性地震はその後沈静化したそうで一安心です。 火山性地震が発生する度に活火山であることを思い知らされます。

>
【タデ原】

1週間前にタデ原から泉水山麓まで無事に野焼きを終えていました。 3月中に野焼きが無事に終わり、春を迎える準備が整いました。

>
【筋湯方面】

県立青少年の家から筋湯方面にかけて、再び緑に覆われる頃には、 初夏を迎えます。



前ページへ / TOPページへ戻る