News!4月19日更新の最新情報】

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九重連山春

4月18日の九重連山は晴のち曇。5時頃の長者原の気温は9℃。久しぶり、と言っても中2週間空いただけですが、山行の前夜から飯田高原入りします。 宇佐市の職場を発ち、由布市湯布院町のスーパーマーケットで食料を調達。温泉にのんびり浸かって、というかのんびりしすぎたため飯田高原へ着いたのは すでに20時前になっていました。3年間飯田高原の住人だったので、週末の山行前夜も平日と何ら変わりなく普通の生活をしてきました。しかし、 この4月からは平日の生活のスタイルも一変し、また以前のように金曜日の夜に飯田高原へ入り車中泊やテント泊になります。それが不快ということでは ないのですが、3年間あまりに快適な生活をしてきたため、以前のスタイルに慣れるには少々時間がかかりそうです。3年間培ってきた地脈・人脈を活かして、 いずれ飯田高原に撮影山行のための拠点を設けようと考えていますが、いつのことになるやら・・・。

天気のため延期されていた長者原周辺の野焼きが行われることになっており、午前中は泉水山麓から筋湯方面にかけて、午後はタデ原だということです。早々に 山を下り、野焼きの様子を撮影すべく駆け足の山行になります。明和7(1770)年より法華院に伝わる九重山記に記された「春則為黒色 夏則為青色  秋則為赤色 冬則為白色」のとおり、春の色は黒なんだといことで、野焼きにより漆黒の大地が広がるというのが、九重連山の原色ともいえる春であります。 長らく人が手を入れる環境保護により、人と自然が共生してきたことをうかがわせる表現です。
※九重青少年の家サイトに九重山記の該当箇所を撮影した画像があります。・・・・  九重山記画像はこちら

暖かくなったとはいえ気温10℃以下の朝です。ヒータもガスコンロも使えない朝も3年間のブランクがあり、目覚めてもすぐにシュラフから抜け出せません。(苦笑) やっと這い出したものの、前日夕方に職場から持ってきた熱湯も、ほどよく?冷めかけたところで、寂しく朝食を済ませ、そそくさと大曲へ向かいます。 6時過ぎに入山し、すがもり越で小休止の後、西峰へ取り付きました。

長者原では朝の気温が9℃であったものの、山頂付近は夜中に氷点下近くまで冷え込んだようで、登路には霜柱が見られ表土は一部凍結しています。 暖かくなったとはいえ、まだ4月です。先週半ばには牧ノ戸峠で積雪がありましたし、例年でも霧氷が見られることも珍しくないので、平地で昼間の気温が 20℃を超えるようになっても、九重連山では霜柱をごく普通に見かけます。九州の山でも標高が1800m近くあるとこんなものでしょう。

西峰からW峰を経由し南峰へ着き、坊がツルを見下ろすテラスで小休止。霞や黄砂の影響もなく視界は良好です。眼下に見える坊がツル野営場にはテントが 数張り確認できます。野焼き後の灰も何度かの雨ですっかり落ち着き、いよいよ春の野営シーズンが始まろうとしています。GWと山開き前後のミヤマキリシマ のシーズンには驚愕のテント村が出現する坊がツル野営場も、今はまだ静かに時間が流れているようです。

西峰でのんびりしていると、9時30分過ぎに泉水山麓から煙が昇り始めました。野焼きが始まったようです。確認したわけではなかったので、てっきり 火入れは10時という思い込みがあったため出遅れてしまいました。山を駆け下り、長者原から泉水山麓へ向かうと、すでに斜面下からの火入れが始まって いました。幸い飯田高原で事故は起きていませんが、近年全国的に後継者不足から野焼きの事故が続き、警察や消防も対応に慎重を期しているようで、 パトカーなどの警察車両や消防車両も動員して、交通整理や境界地の防火作業を行っていました。

午前の作業を終えて、13時からタデ原の野焼きが始まります。野焼を行う面積は泉水山麓より狭いようですが、タデ原の野焼きは間近で見ることができる ので迫力があります。長者原ビジターセンター横には三脚を据え野焼きを撮影するカメラマンが多数押し寄せ、たまたま訪れた観光客も野焼きの迫力に圧倒 された様子でした。タデ原木道周辺はススキを刈り込んで防火帯ができていますが、木道に燃え移らないように ジェットシューターを背負った関係者が、 延焼を防いで巡回しています。50m以上離れた場所にカメラを構えていても、強烈な炎と熱が伝わってくるのですから、作業をしている人は顔をタオルで 覆いゴーグルを着用し防備をしています。

火の回りが例年より早く、2時間かからずに作業を終え、15時前にビジターセンター前に集合しました。野焼きが当初の予定より3週間あまり遅れ、 今年もキスミレが泉水山麓を黄色く染め上げるほど咲くのは難しいのかもしれません。高層湿原を守るとともに、枯れ草が広がる草原に野火が入ることを 防ぐためにも、野焼きは欠かせません。野焼きを終えたタデ原木道から望むと、まさに「春則為黒色」(春は黒色なり)を実感する景色が広がっていました。




2015年3月28日長者原ビジターセンター展示改修に際し 環境省から感謝状を贈呈されました。

12月13日OBSテレビ「かぼすタイム」でWebサイトが紹介されました。

大分合同新聞11月6日(木)朝刊に法華院温泉山荘カレンダーの記事が掲載されました。

法華院温泉山荘の2015年カレンダーに画像を採用いただきました。2ヶ月が1枚になっており、表紙も 含めて7枚構成です。A3サイズのコンパクトなものですから、掲示もしやすそうです。申し訳ありませんが当サイトで販売の仲介はしていませんので、法華院温泉山荘にお問い合わせください。
法華院温泉山荘 Tel 090-4980-2810

九重町観光協会が配信している WebマガジンここのえNo.66(2013年6月号)でご紹介いただきました。 Webマガジンの配信登録九重町観光協会のサイトからお願いします。

四季のページに2013年山行記録バックナンバー(ダイジェスト版)を掲載しました。

サイトに掲載した画像の利用については、Photo Gallaryをご覧のうえ、お問い合わせください。



【ピンポイント天気予報】
長者原(ウエザーニュース提供)
大船山(ウエザーニュース提供)

【ライブカメラサイト】
長者原「硫黄山ライブ中継」(レストハウスやまなみ提供)
牧ノ戸峠の道路状況
くじゅうの空(三俣山上空)ライブカメラ
三愛レストハウスライブ中継(南小国町提供)

【降雨状況・道路規制状況】
気象庁の高解像度降水ナウキャスト
大分県道路規制情報サービス




4月18日撮影

【西峰登路】

すがもり越から望む西峰登路。快適な朝ですが、 野焼きに間に合うようにするため、駆け足の山行 です。早々に三俣山に取り付きました。

【由布岳遠望】

霞や黄砂の影響もほとんどなく、視界は良好です。 三俣山小鍋の向こうに由布岳がはっきり見渡せました。 今年度の職場は、三俣山から望むと、ちょうど由布岳 の裏側にあります。

【坊がツルと大船山】

こちらも視界良好。気のせいか、野焼きから 3週間以上経過した坊がツルには、芽吹きと 思われる緑の気配が感じられました。

【坊がツル野営場】

坊がツル野営場にはテントが数張り確認 できます。GWには驚愕のテント村が出現する ことになるわけで、嵐の前の静けさという ところでしょうか。

【霜柱】

見慣れた霜柱も、4月後半になると懐かしさすら 感じます。昨夜も、山頂付近では氷点下まで 冷え込んでいたようです。

【芽吹き】

大鍋付近のドウダンが間もなく芽吹きそうです。 山頂付近でも、春の息吹が濃くなってきました。

【作業中】

山を駆け下り、大急ぎで泉水山麓に向かうと、 すでに斜面下からの火入れが始まっていました。 下側から火を入れると、一気に火が斜面を昇って 行きます。

【泉水山麓】

午前中に泉水山麓から筋湯方面にかけての野焼きを 行い、午後タデ原で作業を行うということです。

【タデ原の野焼き】

13時過ぎにタデ原でも火入れがあり、長者原側と 千町無田側の両側から野焼きを開始しました。今年は 見ているだけでもわかるほど火の回りが早いように 感じたのですが、実際例年になく早めに作業が終了 しました。

【木道の防火】

木道周辺は枯れ草が刈り込まれて防火帯が作られて いますが、延焼しないようにジェットシューターを 使って慎重に作業を進めて行きます。50m以上 離れていても炎の熱が伝わってくるほど、すごい 迫力ですが、枯れ草は一気に燃えてすぐに鎮火します。

【三俣山霞む】

タデ原の野焼きの最後は、長者原ビジターセンター 横の野焼きです。建物が近いだけに、少しずつ慎重に 作業を行っていますが、さすがに枯れ草に火が入ると 瞬く間に燃え上がります。

【漆黒の大地】

九重山記にある「春則為黒色」(春は黒色なり)を 実感する景色が広がる野焼きを終えたタデ原。 遅ればせながら、名実ともに春を迎えることが できました。




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