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飯田高原へ着いた5時過ぎ、日の出の時刻が随分遅くなり、東の空が徐々に染り薄暗さを残す状態です。この時刻からの入山となると、夜明け後は炎天下を歩かなければならず、この厳しい残暑を考慮すれば、 山行というよりほとんど修行になります。今更暑さに耐え熱中症の危険をおかしてまで山行する気にもなれず、今回も日陰のルートを歩くことができる吉部から坊がツルまでのお手軽な往復に決定です。 大船林道入り口のゲート前にかかる橋を渡ると、鳴子川の倒木がまた増えています。梅雨の豪雨で河岸が削られ倒木が発生したのですが、河岸の大きな木々は根も多削られていつ倒れてもおかしくない状態です。 倒木が慣れて橋の欄干などに引っかかり越水することも考えられます。そうなると更に被害は大きくなりそうです。対策は難しいのでしょうが、このまま放置するのもいかがなものかと・・・。 日陰を作る木々からの木漏れ日が心地よく注ぐ大船林道を抜け、鳴子川に架かる鳴子橋を渡ると坊がツル北端に出ます。ここからは朝日を浴び多少暑さを感じつつも、ススキが穂を広げた晩秋の坊がツル野営場へ向かいます。 坊がツル野営場は高校の山岳部の夏合宿でしょうか、炊飯場周辺に多数のテントが設営されています。暑さは感じるものの、涼風が吹き渡る坊がツルは快適で、朝食を食べ、しばし至福の時を過ごします。 気づけばすでに9時前、徐々に日差しの強さが気になり始めましたので、活動再開です。坊がツル湿原に自生するモウセンゴケを観察してから山を下ることにして野営場を発ちます。 坊がツルに自生する食虫植物モウセンゴケは、大分県レッドデータブックでは準絶滅危惧(NT:Near Threatened)に分類され、現時点での絶滅危険度は小さいですが、環境や生息条件の変化によっては、 将来「絶滅危惧」に移行する可能性がある状態を示します。 九重連山のモウセンゴケは、坊がツル湿原や星生山下の西千里の湿地に自生していますが、年々生育場所が狭くなっているように思えます。自宅付近にある大分県北部のランドマークともいえる八面山の麓にも、 以前は自生していましたが、数年前に探しましたが見つけることができませんでした。治水対策の河川整備などで姿を消したようです。慎重に探せば見つかるかも知れません。この暑さが一段落してから、 機会を見て探してみたいものです。
【追伸】
長者原の「レストハウスやまなみ内のCafeきすみれ」にて写真展を開催中です。ぜひお立ち寄りください!
2015年3月28日長者原ビジターセンター展示改修に際し
環境省から感謝状を贈呈されました。
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