News!6月8日更新の最新情報】

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九重連山夏

6月4日の九重連山は晴。6時の飯田高原の気温は13℃。今年の平治岳のミヤマキリシマは、昨年まで暗躍し続けていたシャクトリムシによる虫害が皆無で良好な花を咲かせているとちまたの話題・・・というか ネットにはその情報があふれかえっています。前回の山行(5月26日)では、今年も混雑を避けて三俣山に一本で行く!と半ば宣言したところではありましたが、こうなると否が応でも揺れるのが人情というもので、 いたたまれなくなってついに平治岳へ向かうことになったところです。何と意志の弱いことか(笑)

幸い求職待機中なので平日の山行も可能な身の上でありますから、そのメリットを最大限に生かし、吉部登山口からまずは平治岳山頂へ一気に向かい、混雑を回避することにします。 6時前の吉部駐車場は思いのほか駐車している車も少なく、早々に装備を確認して入山。鳴子川東岸の大船林道をショートカットする登山道を抜け、まずは平治岳山頂へ急ぎます。

老体にむち打って少々急いだのでヘロヘロでしたが、小休止して回復すると観賞タイムの始まりです。気になる開花状況ですが、山頂付近のミヤマキリシマはほぼ満開に近く、虫害は皆無で花の状態はきわめて良好です。 山頂西側の尾根には登山者が押し寄せて、ここでも混雑が始まっています。それもそのはずで、花の状態は近年になく良です。ネットの情報どおりで、少々大騒ぎしすぎの感は否めませんが、 それでも実際に見ると、さながら天空の花園のようであります。

山頂付近で40分ほど咲き誇るミヤマキリシマを堪能してから、徐々に増え始めた登山者で混雑する前に大戸越からの斜面を俯瞰する南の峰へ移動します。山頂直下の登山道が狭いため離合に時間をとられたものの、 進路を譲りつつ南の峰へ到着。大戸越からの斜面を俯瞰すると、ここもきわめて良好な花を咲かせています。

近年は虫害の発生で残念な状態になっていたのですが、虫害がなければ本来この状態になるはずです。隔年で訪れるサイクルで、花が多い表年と、その翌年は控えめな咲き具合の裏年となるのです。 さらにおよそ10年周期で特別に花が多い大咲きする年もありました。近年は特に顕著になった虫害の発生で、この周期もすっかり狂っています。

本来なら大戸越へ下り北大船山へ向かうところですが、平治岳から望む北大船山はまだ彩りが見られません。SNSの情報でも、北大船山から段原付近は平治岳に比べるとかなり開花が遅れているようです。 咲き誇るミヤマキリシマを堪能しつつ大戸越へ下り、眼前に広がる一面ミヤマキリシマの斜面を望みつつ、早めの昼食を食べてから山を下りました。

週末は天気が下り坂で、いよいよ九州北部も梅雨入りするとの予報です。平治岳のミヤマキリシマは、登山者の多さに圧倒されて今年はこれで見納めとします。北大船山から段原付近はネットの情報では3部咲き程度とのことで、 平治岳の開花状況から考えると遅れ気味なのかも知れません。例年は平治岳から北大船山へ向かうか、またはその逆コースということもあるのですが、平治岳から咲き具合が少し遅れる段原付近の両方を観賞することが多いのです。 今年は例年よりタイムラグがありそうです。

いよいよ梅雨入りすると天気の状況を見ながら、やはり予定どおり今年はまた三俣山を中心にミヤマキリシマの咲き具合を注意深く観察していきたいと考えています。そして最後はやはり扇ヶ鼻付近でしょうか。 ここが満開を過ぎると九重連山のミヤマキリシマシーズンは終わることになります。

【追伸】
すでにお気づきとは思いますが、掲載中の画像はX(Twitter)へポストしている画像にリンクしています。全ての画像がリンクしているわけではありませんが、画像をクリックすると拡大しますので、精細な画像で確認できます。



長者原の「レストハウスやまなみ内のCafeきすみれ」にて写真展を開催中です。ぜひお立ち寄りください!

山行中の画像をX(Twitter)ようこそ九重連山へ (@kujyu_renzan) にポストしています。
ほぼリアルタイムで九重連山の様子をお楽しみ頂けます。Webサイトには掲載していない情報もありますので、ぜひフォローしてください。



2015年3月28日長者原ビジターセンター展示改修に際し 環境省から感謝状を贈呈されました。

2014年12月13日OBSテレビ「かぼすタイム」でWebサイトが紹介されました。

九重町観光協会が配信しているWebマガジンここのえNo.66(2013年6月号)でご紹介いただきました。 Webマガジンの配信登録九重町観光協会のサイトからお願いします。

サイトに掲載した画像の利用については、Photo Gallaryをご覧のうえ、お問い合わせください。



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【お役立ちサイト】
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【写真展開催中】

長者原の「レストハウスやまなみ」内の「cafeきすみれ」でささやかながら写真展を開催しています。お近くにおいでの際はぜひご来店ください。

現在展示中の作品は、四季の九重連山の景観を撮影したもので、額装の手直しをしたリメーク作品や、昨年撮影した新作も数点展示しています。

会場を提供いただいているやまなみ観光株式会社様のご厚意に感謝いたします。

【Hightlighting JAPAN(政府広報)】

2024年5月17日に展示している作品の一部を入れ替えました。15年前に「Hightlighting JAPAN(政府広報)」に採用された画像も掲示しています。

Web上に掲載されたもので印刷物は一般には出回っていませんが、イメージ的にマット紙との相性が良さそうでしたので、そちらににプリントしてみました。

【テーマ:春から初夏へ】

2025年5月8日に入れ替えた作品は画像左から、ミヤマキリシマ咲く段原の朝、初夏の扇ヶ鼻、新緑に包まれた暮雨の滝、泉水山麓のキスミレ、大船林道の新緑の5点です。 4月下旬から6月下旬までの春から初夏の作品です。

1階に額装した作品を9点と、2階のレストランのスロープにお買い上げいただいた作品3点を展示しています。そちらも併せてご鑑賞ください。

6月4日撮影

【大船山方面】

平治岳山頂から望む大船山方面。山頂付近はまだツボミも多く、当分楽しめそうです。

【山頂西尾根】

平治岳山頂西尾根はきれいに開花しています。まさに見頃です。まだツボミもたくさんあるので、しばらく楽しめそうです。

【山頂西尾根南斜面】

一面がミヤマキリシマに染まっています。虫害は皆無できわめて良好な花を咲かせています。

【山頂南斜面】

山頂と南の峰の中央部付近から望む山頂南側斜面。圧巻の咲き具合で、一面ミヤマキリシマのピンクに染まっています。

【山頂南斜面】

南の峰から望む山頂南斜面。やはり今年は久々の大咲きです。

【南斜面上部】

平治岳の大戸越側南斜面上部。花は良好で虫害は皆無。ツボミもたくさん残っています。

【南斜面】

例年は大戸越付近がわずかにピークを過ぎてから南斜面や山頂付近が満開になるところですが、今年は大戸越付近から山頂にかけてほぼ同じタイミングで咲いているようです。

【南斜面】

大戸越から望む平治岳南斜面。大戸越付近から南斜面上部までほぼ同時に満開を迎えつつあります。

【南斜面】

大戸越付近は満開です。枯れ花もありますが、まだ十分に楽しめます。南斜面上部までほぼ同時に見頃を迎えているようです。

【大戸越】

平日でしたが多くの登山者が訪れていました。咲き誇るミヤマキリシマを眺めつつ早めの昼食を楽しみました。




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