News!4月22日更新の最新情報】

前回更新の情報は次ページにあります。   九重町のホームページを一見下さい。

九重連山春

4月12日の九重連山は晴のち曇。6時前の飯田高原の気温は5℃。何かと慌ただしく過ぎた3月が終わり、一段落してからのんびり山行を楽しむところではありますが、現職をリタイヤしてからは自治会の役員など ボランティア的な役割を多々引き受けてしまい、正午前後に短時間の所用が入ることが多く、終日時間空くことがほとんどありません。3月末から4月初めにかけては短期の仕事を引き受け、週末は老後の余興とする ために2年前から始めた撮り鉄やってました。今回は、あろうことか本末転倒ともいえる撮り鉄の合間に山行してきたところであります。

坊がツルのマンサクが花期を終え、GWの新緑の森とヤマシャクヤクまではまだ期間があります。なんだか景色も今一歩で、少し引き気味になる時期です。徐々に暖かくなってきているので、のんびり山行して 周囲の景色を堪能するのも一興です。しかしながら午後から夕刻にかけて天気が崩れ雨の予報なので、悠長に構えているわけにもいきません。ひとまず軽く山行してから、長者原あたりでのんびりすることにして、 6時前に大曲から入山します。

日の出の時刻がずいぶん早くなりすでに5時30分過ぎにまで早まっています。登山道をゆっくり歩きつつ振り返ると、泉水山に徐々に朝日が当たり始めるようになってきます。すがもり越で小休止の後、 三俣山西峰に取り付き、まだ芽吹き前の灌木を縫って西峰から本峰へ向かいます。汗をかかないようにペースを落としていたこともあるのですが、大曲から入山しすがもり越経由で本峰到着まで2時間弱かかって しまいました。今は昔、1時間20分あれば十分に山頂に着いていた頃が懐かしくもあり、徐々に体力が衰えていくことを山行の度に実感することの悲しさや(苦笑)しかしながら、体力の続く限り細々と山行は 続けていきますので、末永くお付き合いいただければ幸いです。

実は還暦を過ぎた頃から急激に体力の衰えを実感するようになり、機材や装備だけでなく自身の軽量化も図りつつ山行を続けてきたのですが、いよいよ体力的に無理・・・となったときのために、一昨年から平成筑豊鉄道を撮り始めるという 新人撮り鉄の仲間入りをさせてもらいました。60年近く前の幼少の記憶でおぼろげですが、当時田川郡香春町の叔父・叔母の家へ行く途中で、ぼた山を目にした記憶があります。どこのぼた山だったかは分かりません。 昭和30年代後半には筑豊の炭鉱も閉山していますので、それ以前だったことはたしかです。

平成筑豊鉄道は、廃止が計画されていた旧国鉄伊田線・糸田線・田川線を引き継ぎ、福岡県および沿線自治体が出資して第三セクター方式の鉄道会社として営業しています。略称「へいちく」と呼ばれて親しまれています。 筑豊の炭鉱が次々に閉山し、石炭を満載した貨車を引っ張って走っていた鉄道も、今や1両編成のワンマンカーが田園風景の広がる筑豊路をのどかに走っている姿があまりにも素敵なんです。ところが、やはりというか当然というか、 経営状態は厳しく、2ヶ月前には平成筑豊鉄道の社長や出資してる福岡県や沿線市町村の関係者などから存続の協議が始まっており、来年度中には結論を出すという、急な展開になっています。

へいちくの今後についてはYouTubeなどにもTVニュースとして掲載されています。私はただの通りすがりの撮り鉄初心者ではありますが、 何とか九重連山をリタイヤした後の楽しみは残していただきたいというのが本音であります。そんなに都合良くは行きませんよね〜。そんなことで、3月の菜の花が咲き始める時から、4月の桜の季節にかけて、 初心者撮り鉄に徹していました。体力が低下して行く中、山行も急がないといけないような、はたまた今後の存続の見通しが不明なローカル鉄道も撮りたいような、焦りともつかない不思議な状態が続いているのであります。

【追伸】
すでにお気づきとは思いますが、掲載中の画像はX(Twitter)へポストしている画像にリンクしています。全ての画像がリンクしているわけではありませんが、画像をクリックすると拡大しますので、精細な画像で確認できます。



長者原の「レストハウスやまなみ内のCafeきすみれ」にて写真展を開催中です。ぜひお立ち寄りください!

山行中の画像をX(Twitter)ようこそ九重連山へ (@kujyu_renzan) にポストしています。
ほぼリアルタイムで九重連山の様子をお楽しみ頂けます。Webサイトには掲載していない情報もありますので、ぜひフォローしてください。



2015年3月28日長者原ビジターセンター展示改修に際し 環境省から感謝状を贈呈されました。

2014年12月13日OBSテレビ「かぼすタイム」でWebサイトが紹介されました。

九重町観光協会が配信しているWebマガジンここのえNo.66(2013年6月号)でご紹介いただきました。 Webマガジンの配信登録九重町観光協会のサイトからお願いします。

サイトに掲載した画像の利用については、Photo Gallaryをご覧のうえ、お問い合わせください。



【X(Twitter)】
ようこそ九重連山へ (@kujyu_renzan)

【YouTube】
ようこそ九重連山へ

【ライブカメラサイト】
牧ノ戸峠の道路状況
くじゅうの空(三俣山上空)ライブカメラ
星生山北尾根(気象庁監視カメラ)

【降雨状況・道路規制状況】
気象庁の高解像度降水ナウキャスト
おおいた防災情報ポータル(道路情報)

【お役立ちサイト】
くじゅうファンクラブ




【写真展開催中】

長者原の「レストハウスやまなみ」内の「cafeきすみれ」でささやかながら写真展を開催しています。お近くにおいでの際はぜひご来店ください。

現在展示中の作品は、四季の九重連山の景観を撮影したもので、額装の手直しをしたリメーク作品や、昨年撮影した新作も数点展示しています。

会場を提供いただいているやまなみ観光株式会社様のご厚意に感謝いたします。

【テーマ:初夏】

5月17日に展示している作品の一部を入れ替えました。15年前に「Hightlighting JAPAN(政府広報)」に採用された画像も掲示しています。

Web上に掲載されたもので印刷物は一般には出回っていませんが、イメージ的にマット紙との相性が良さそうでしたので、そちらににプリントしてみました。

【テーマ:初夏】

5月17日に入れ替えた作品は画像左から、三俣山の紅葉、初夏の三俣山、初夏の扇ヶ鼻の3点です。ミヤマキリシマのハイシーズンを迎え、 アプローチが容易で、初心者にもお手軽な三俣山と扇ヶ鼻の画像を中心に掲示しています。

1階に額装した作品を9点と、2階のレストランのスロープにお買い上げいただいた作品3点を展示しています。そちらも併せてご鑑賞ください。

4月12日撮影

【朝日注ぐ泉水山】

泉水山に三俣山の影がくっきりと見えていました。春分の日から3週間が経過し、日の出の時刻がずいぶん早くなりました。

【すがもり越】

愛の鐘の中心にあるはずの舌(鐘をたたいて音を出す部分)が、なんだか妙なところに付いていますね?

【すがもり避難小屋】

少々汗ばんだ体にちょうど良い気分になるすがもり避難小屋。快適で、このままここに居続けていたいような気分になります。

【北千里ヶ浜方面】

三俣山西峰登路から望む北千里ヶ浜方面。山頂や北千里ヶ浜周囲の景色はまだ冬枯れのままでした。

【三俣山本峰】

入山から1時間50分少々かけてやっと到着。体力の衰えを実感します。

【大鍋】

本峰山頂からの大鍋周辺の眺望。山頂付近の木々の芽吹きはまだ始まっていません。

【由布岳】

W峰から望む由布岳。三俣山山頂付近の芽吹きはこれからです。果たして今年のミヤマキリシマはどうなるのだろう、早くも気になり始めました。

【赤駅付近】

田川線赤駅付近の跨線橋で撮影。ここは定番の撮影スポットらしく、 多くの撮り鉄が場所とりに奔走しています。桜の時期は大混雑です。 作例も多く、桜吹雪の中を走る観光列車「ことこと列車」の輝く車体とのコラボは見応えがあります。

【崎山駅付近の菜の花】

へいちく沿線を菜の花が咲く時期の定番、崎山駅から犀川駅間の撮影スポット。 跨線橋の上が特に撮り鉄に人気のようです。ここも作例が多く、その年により花が多かったり少なかったりするものの、 菜の花と桜のコラボがうまくマッチすると見応えがあります。

【黒銀】

油須原駅のホームに入るサイクルトレインの黒銀。自転車を乗せる設備があり、輪行のお客さんに人気があります。 石炭をイメージした漆黒の輝きを放つ車体も魅力です。




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