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幸い求職待機中なので平日の山行も可能な身の上でありますから、そのメリットを最大限に生かし、吉部登山口からまずは平治岳山頂へ一気に向かい、混雑を回避することにします。 6時前の吉部駐車場は思いのほか駐車している車も少なく、早々に装備を確認して入山。鳴子川東岸の大船林道をショートカットする登山道を抜け、まずは平治岳山頂へ急ぎます。 老体にむち打って少々急いだのでヘロヘロでしたが、小休止して回復すると観賞タイムの始まりです。気になる開花状況ですが、山頂付近のミヤマキリシマはほぼ満開に近く、虫害は皆無で花の状態はきわめて良好です。 山頂西側の尾根には登山者が押し寄せて、ここでも混雑が始まっています。それもそのはずで、花の状態は近年になく良です。ネットの情報どおりで、少々大騒ぎしすぎの感は否めませんが、 それでも実際に見ると、さながら天空の花園のようであります。 山頂付近で40分ほど咲き誇るミヤマキリシマを堪能してから、徐々に増え始めた登山者で混雑する前に大戸越からの斜面を俯瞰する南の峰へ移動します。山頂直下の登山道が狭いため離合に時間をとられたものの、 進路を譲りつつ南の峰へ到着。大戸越からの斜面を俯瞰すると、ここもきわめて良好な花を咲かせています。 近年は虫害の発生で残念な状態になっていたのですが、虫害がなければ本来この状態になるはずです。隔年で訪れるサイクルで、花が多い表年と、その翌年は控えめな咲き具合の裏年となるのです。 さらにおよそ10年周期で特別に花が多い大咲きする年もありました。近年は特に顕著になった虫害の発生で、この周期もすっかり狂っています。 本来なら大戸越へ下り北大船山へ向かうところですが、平治岳から望む北大船山はまだ彩りが見られません。SNSの情報でも、北大船山から段原付近は平治岳に比べるとかなり開花が遅れているようです。 咲き誇るミヤマキリシマを堪能しつつ大戸越へ下り、眼前に広がる一面ミヤマキリシマの斜面を望みつつ、早めの昼食を食べてから山を下りました。 週末は天気が下り坂で、いよいよ九州北部も梅雨入りするとの予報です。平治岳のミヤマキリシマは、登山者の多さに圧倒されて今年はこれで見納めとします。北大船山から段原付近はネットの情報では3部咲き程度とのことで、 平治岳の開花状況から考えると遅れ気味なのかも知れません。例年は平治岳から北大船山へ向かうか、またはその逆コースということもあるのですが、平治岳から咲き具合が少し遅れる段原付近の両方を観賞することが多いのです。 今年は例年よりタイムラグがありそうです。 いよいよ梅雨入りすると天気の状況を見ながら、やはり予定どおり今年はまた三俣山を中心にミヤマキリシマの咲き具合を注意深く観察していきたいと考えています。そして最後はやはり扇ヶ鼻付近でしょうか。 ここが満開を過ぎると九重連山のミヤマキリシマシーズンは終わることになります。
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