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ミヤマキリシマも紅葉も目を見張るほどの艶やかさで魅了されるのは今も昔も変わりませんが、なんだか最近妙に追いかける気が薄れてきたというのが本音であります。「今年は昨年よりきれいだった」や「10年ぶりの美しさだった」 などという賞賛の美辞麗句に少しばかり疲れ気味なのです。休日ともなれば、牧ノ戸峠は言うに及ばず長者原でも駐車場に駐めきれない車が周辺の道路にあふれています。大船山頂から望む段原までの西斜面や御池湖岸の紅葉は それはそれは素晴らしいのですが、多くの登山客が押し寄せる御池湖岸での撮影場所確保のバトルに疲れました。 三俣山大鍋・小鍋周辺もまたしかり。さらには九重連山のゴールデンルートである牧ノ戸峠から沓掛山周辺、更に星生山西斜面や肥前ヶ城の西斜面など、著名な紅葉の名所を観賞できる場所では、どこも大賑わいです。 その年の紅葉の具合に一喜一憂することなく静かに深まり行く秋を楽しみたい、なんだか近年そんな余裕を欲するようになってきました。撮影場所確保のために一分一秒を争って先を急いだり、 三脚を立てて撮影場所を確保して譲らなかったりする登山者が年々増えています。ネットの画像に触発され、我先にと押し寄せるのでしょうが、加齢による体力低下で、このところ負け組の私なんぞは苦々しく思うのであります。(苦笑) 前置きが長くなりました。年寄りの愚痴だとお許しください。いよいよ本題に入ります。(苦笑) 今回は沓掛山から星生山西斜面の様子を確認することにします。沓掛山までは視界もクリアでしたが、三俣山から扇ヶ鼻の山頂付近には濃いガスがかかっています。おそらく久住高原側からガスが流れ込んでいるのでしょう。 扇ヶ鼻分岐まで来てもガスが切れる気配はなく、星生山西斜面の色付きも、うっすらと色付いているのは分かるのですが、ガスに覆われて確認できません。さてどうしたものでしょう。ガスが切れなければ、 扇ヶ鼻へ登っても撃沈は確実のように思われます。ガス雨も降り始め、実に悩ましいところではありますが、ひとまず扇ヶ鼻へ向かうことにします。 ガスの切れ間を待ちつつ、山頂に広がる台地に着くと、何ということでしょう、きれいにガスが切れて周囲の景色が一気に開けました。久住山を越えて流れ混んでいた久住高原側の雲海が途切れています。 山の神からのご褒美をありがたく頂戴したというものの、長時間この状態を維持できそうにもなく、そそくさと動き回っては気になる色付きを確認します。 扇ヶ鼻山頂付近は徐々に色付いています。星生山や肥前ヶ城西斜面も色付きが進んでいます。順調にいけば1週間程度で見頃を迎えそうです。次週末あたりに再度夕景を観賞するのもあり、と思われます。 平日午後であればそれなりに静かでしょうし、ミヤマキリシマのシーズンに比べても日没が早くなっていますし、16時を過ぎれば登山者が減りそうです。夕日に照らされた西斜面を観賞するのも一興かと思われます。 「なんだかんだと愚痴をこぼしても、やはり紅葉を楽しむのかい!」とお叱りをいただきそうではありますが、それが人情というものであります。(苦笑) 15分あまりで山頂はガスに覆われてしまい、再び視界が悪くなりました。西の地平線にはわずかに雲の切れ間がありますので、沓掛山ならワンチャン日没が望めるかもという期待を込めて、沓掛山まで大急ぎで下って 山頂で待機しましたが、もくろみは見事に外れました。かろうじてヘッドランプを使わずに牧ノ戸峠駐車場に帰着しました。
【追伸】
長者原の「レストハウスやまなみ内のCafeきすみれ」にて写真展を開催中です。ぜひお立ち寄りください!
2015年3月28日長者原ビジターセンター展示改修に際し
環境省から感謝状を贈呈されました。
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