News!10月18日更新の最新情報】

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九重連山秋

10月17日の九重連は晴。15時の牧ノ戸峠の気温は21℃。異常ともいえる残暑が席巻し、10月中旬になっても平地では30℃を超える日が続いています。17日もジリジリと気温が上昇し、 大分県北部では最高気温が30℃を超え、まるで夏を思わせる暑さです。九重連山の紅葉も遅れ気味で、大船山や三俣山あたりでもいつになれば紅葉が始まるのか悶々とした日が続いています。

年々エスカレートするミヤマキリシマと紅葉シーズンの大混雑が、今年もやってきました。休日になると大挙して押し寄せる登山者が、道路にはみ出して駐車するため交通渋滞が発生するなど、 迷惑駐車が原因の事故や苦情が後を絶たず、昨年はついにこれまで大目に見られていた路肩も含めて、駐車禁止区間の駐車車両に全てに警告書が出されたようです。私がこれまで目撃しただけでも、 昨年は過去一番に酷かったです。

大船山頂御池湖岸の撮影場所には場所取りの三脚が並び、山頂向かいの岩の上にはいつの頃からか登山者が競って押し寄せるようになりました。SNSにはその様子が掲載され、 更にエスカレートしているように感じます。三俣山北峰からのご来光撮影もまたしかりで、もう大船山も三俣山もそろそろ卒業しても良いかな〜と思われてなりません。年々体力の衰えを実感するため、 数年前から大船山への朝駆けご来光観賞は断念しています。そんなことで三俣山に体力とタイミングというリソースを集中させてきたのですが、今年の秋はどうしようかと思案中であります。

思いのほかドウダンの色付きが良いのが星生山西斜面で、ここは九重連山のゴールデンルートである牧ノ戸峠から久住山への登山道に観賞場所があるため、休日だけでなく平日ですら混雑する場所です。 ミヤマキリシマのシーズンもそうですが、昼間の登山者は16時を過ぎるとほとんど下ってしまい、山が静かになります。この時刻から日暮れにかけてであれば、混雑もなく静かな山行ができるはずです。 今年は新たな紅葉観賞スポットの開拓もしたいので、これまであまり寄りつく機会がなかった星生山西斜面にスポットを当ててみようかと考えています。

今回は偵察ということで、午前の仕事を終えてから直行し、14時30分過ぎに牧ノ戸峠着。平日、しかも午後なので駐車場にも随分空きスペースがあり、難なく駐車できます。 日没までは3時間近く余裕があるので、のんびり装備を確認して入山。続々と下ってくる登山者も、私なんぞよりはるかに高齢と思われる毎日休業日の「サンデー毎日」のお歴々ばかりです。 いつの日かこんな余裕がある生活をしたいものですが、捨てがたい現役時代の浪費癖と物欲がわざわいし、いまだに仕事に出ているという体たらくであります。一刻も早く悟りの境地に達せねば・・・

沓掛山南側斜面から鍋谷上部にかけては、ドウダンがわずかに染まっている程度で、次週の朝晩の冷え込みで一気に染まる希望的観測(笑)です。染まらずに枯れてしまうという、 最悪の事態だけは避けてほしいものです。扇ヶ鼻分岐手前付近から望む星生山西斜面のドウダンは沓掛山よりわずかに色付きが進んでいるかな〜という程度で、こちらも次週の冷え込みで一気に 色付いてくれることに期待しましょう。

扇ヶ鼻の台地に登り、陰りゆく久住山から中岳や天狗ヶ城方面を眺めつつ夕暮れを待ちます。肥前ヶ城の崖に扇ヶ鼻の影が伸び、久住山西斜面が夕日に染まり始めています。 夕景はさぞやという期待も空しく、10分後には山頂にガスがかかり始め久住山は見えなくなっていきます。日の出と日没直前に山にガスがかかるという何とも空しい現象はまたしても再来し、 今回の夕駆けは見事に撃沈。西の地平線近くにわずかばかり雲の切れ間があるので、標高の低い沓掛山あたりならワンチャン夕日が望めるかもと期待して大急ぎで山を下るものの、 期待も空しく追い打ちをかけるように二度目の撃沈です。(涙)

【追伸】
すでにお気づきとは思いますが、掲載中の画像はX(Twitter)へポストしている画像にリンクしています。全ての画像がリンクしているわけではありませんが、画像をクリックすると拡大しますので、精細な画像で確認できます。



長者原の「レストハウスやまなみ内のCafeきすみれ」にて写真展を開催中です。ぜひお立ち寄りください!

山行中の画像をX(Twitter)ようこそ九重連山へ (@kujyu_renzan) にポストしています。
ほぼリアルタイムで九重連山の様子をお楽しみ頂けます。Webサイトには掲載していない情報もありますので、ぜひフォローしてください。



2015年3月28日長者原ビジターセンター展示改修に際し 環境省から感謝状を贈呈されました。

2014年12月13日OBSテレビ「かぼすタイム」でWebサイトが紹介されました。

九重町観光協会が配信しているWebマガジンここのえNo.66(2013年6月号)でご紹介いただきました。 Webマガジンの配信登録九重町観光協会のサイトからお願いします。

サイトに掲載した画像の利用については、Photo Gallaryをご覧のうえ、お問い合わせください。



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ようこそ九重連山へ (@kujyu_renzan)

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【ライブカメラサイト】
牧ノ戸峠の道路状況
くじゅうの空(三俣山上空)ライブカメラ
星生山北尾根(気象庁監視カメラ)

【降雨状況・道路規制状況】
気象庁の高解像度降水ナウキャスト
おおいた防災情報ポータル(道路情報)

【お役立ちサイト】
くじゅうファンクラブ




【写真展開催中】

長者原の「レストハウスやまなみ」内の「cafeきすみれ」でささやかながら写真展を開催しています。お近くにおいでの際はぜひご来店ください。

現在展示中の作品は、四季の九重連山の景観を撮影したもので、額装の手直しをしたリメーク作品や、昨年撮影した新作も数点展示しています。

会場を提供いただいているやまなみ観光株式会社様のご厚意に感謝いたします。

【Hightlighting JAPAN(政府広報)】

2024年5月17日に展示している作品の一部を入れ替えました。15年前に「Hightlighting JAPAN(政府広報)」に採用された画像も掲示しています。

Web上に掲載されたもので印刷物は一般には出回っていませんが、イメージ的にマット紙との相性が良さそうでしたので、そちらににプリントしてみました。

【テーマ:春から初夏へ】

2025年5月8日に入れ替えた作品は画像左から、ミヤマキリシマ咲く段原の朝、初夏の扇ヶ鼻、新緑に包まれた暮雨の滝、泉水山麓のキスミレ、大船林道の新緑の5点です。 4月下旬から6月下旬までの春から初夏の作品です。

1階に額装した作品を9点と、2階のレストランのスロープにお買い上げいただいた作品3点を展示しています。そちらも併せてご鑑賞ください。

10月17日撮影

【沓掛山斜面】

沓掛山山頂から望む南斜面。ドウダンが少しばかり色付いています。ここが染まれば、夕景は沓掛山で撮るのもありでしょう。

【ススキの穂揺れる】

ススキの穂綿が風に飛び散り始めたカラマツの広場先の登山道から沓掛山を望む。

【鍋谷上部】

カエデの葉はまだ青々としています。次週の冷え込みで一気に染まることを期待しましょう。

【星生山西斜面】

扇ヶ鼻分岐手前から望む星生山西斜面。ここもドウダンが見事に染まる観賞スポットです。 これまで撮影する機会がなかったので、夕景と併せて開拓したい場所ですね。

【星生山】

扇ヶ鼻登路から望む星生山方面。夕景はここも良い感じ。手前にドウダンの株が入る場所を探索中です。

【扇の台地】

夕景観賞のため扇の台地に到着。日没まで1時間弱。どこで待機するか検討します。

【久住山方面】

肥前ヶ城西側の崖が見渡せる展望所で夕景を待ちます。久住山西斜面が徐々に陰っていきます。西の空に雲がなければ、まだ扇の台地にも光が届いていたはずです。

【ガスかかる】

日没の30分前、わずか10分ほどの間に山頂はガスに覆われてしまい、あえなく撃沈しました。




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