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飯田高原に着いた5時前、夏至から1ヶ月以上が過ぎ日の出の時刻もずいぶん遅くなりました。この時刻でもまだ薄暗く、夜明けをどこで迎えるか悩ましいのが通常なのですが、何と山にはガスがかかっています。 前日までの予報でも、大気の状態が不安定ということで、雷雲の発生が心配されます。予報にも雷マークがついています。 雨はともかく、山で雷に遭うと恐怖しかなく、本当に生きた気がしないので、今回も安易に吉部から坊がツルのお手軽コースに決定して、5時過ぎに入山します。鳴子川を渡り東岸の大船林道をショートカットする 登山道に入ると間もなくヘッドランプを消灯します。 上空には雲が多めで、山にはガスがかかり朝日が注ぎ始める気配はないまま、坊がツル北端に架かる鳴子橋を渡り坊がツルに出ます。山には依然としてガスがかかり上空を覆う雲も切れそうにありません。 待つことしばし、大戸越の付近からわずかに日が差し始め、束の間一部に朝日が注いだのですが、残念ながらハンカイソウに日が注ぐことはありません。イメージ的には坊がツルに咲くハンカイソウに朝日が注ぎ、 朝露を帯びた周囲の草原がキラリと輝くというシナリオを用意していたのですが・・・・。撃沈とまではいきませんが、残念ながら沈です。(笑) 気を取り直して法華院温泉山荘へ向かうと、野営場手前付近で再び雲が切れ日が差してきます。色とりどりのテントが設営された野営場を通過し、2週前に再会を果たしているモウセンゴケに再度ご対面。 何とか今年も梅雨の雨をしのいで無事に生き残ってくれています。楽しみにしていた花は咲き終わったのでしょうか、すでにちぎれてしまっているようです。 法華院温泉山荘前のテーブルを借りて遅めの朝食を食べていると、雨雲アラームがピロピロ。耳を澄ますと雷鳴も聞こえています。長居をすると雨になりそうなので早々に切り上げて山を下ります。 この季節恒例の涼を呼ぶ暮雨の滝を撮影する予定でしたが、これもキャンセルし雷鳴が徐々に大きくなる中、大急ぎで山を下ります。鳴子川東岸の登山道を駆け下り、坊がツルに外来種を持ち込まないように 車両下部を洗浄する場所に出たところでついに雨が降り始めます。更にペースを上げ駐車場に急ぎ、本降りになる前に車に退避。かろうじて雨を避けることができました。
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