News!3月17日更新の最新情報】

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九重連山春

3月16日の九重連山は雪のち晴。11時過ぎの長者原の気温は4℃。暖冬のまま過ぎた冬が終わり、初春を迎えているにもかかわらず、週末には名残雪が続いています。 3月9日に計画されていたものの積雪のため1週間延期になった坊がツルの焼きも、16日朝の時点では再度の延期かと思いきや、何と13時から実施とのことです。 7時過ぎにはfacebookに投稿されていたのですが、うっかり見落としていて、気づいたのは所用を終えた10時前です。のんびりと昼食を食べてから、飯田高原周辺を 軽く散策するつもりでいましたが、急遽坊がツルモードに変更し長者原へ急行します。

車中でおにぎりを頬張り、大曲から入山したのは11時40分過ぎです。すがもり越を経由して坊がツルへ直行すれば13時の野焼き開始までには到着しそうですが、 何しろうっすらと積雪した登路を渡る風は冷たく、油断してペースを上げると汗をかいてしまい坊がツルで汗冷えしてしまいそうなので、微妙にペースを調整しつつ 寒風吹きすさぶ薄雪の登路をすがもり越へ向かいます。すがもり越までの登路はうっすらと積雪し、暖冬のまま過ぎた冬が、心なしか迎えた春に抵抗しているようにも思えます。

北千里ヶ浜の猿岩の向こうに望む大船山は霧氷で真っ白になっています。北千里ヶ浜から法華院温泉山荘への下りも、わずかながら積雪があります。この状態で果たして 野焼きができるのか半信半疑のまま法華院温泉山荘へ着いた12時50分、賑わっていた談話室から三々五々登山客が坊がツルに向かって行きます。 しかしながら、13時になっても野焼きのスタッフは一向に姿がなく、坊がツル木道付近に13時過ぎから野焼きを行う旨の掲示はされていましたが、再度延期されたのかな〜 と思うほどの静けさです。冬枯れの坊がツルは思いの外乾燥しているように見えるのですが、朝は雪が舞っていたというから驚きです。

ひとまず坊がツル野営場に向かいマンサクを観賞していると、野焼きのスタッフが坊がツル各所へ散開し始めました。どうやら予定どおり実施されそうです。 木道付近に引き返し野焼きの開始を待ちます。今年の野焼きは150人ほどのスタッフで実施されるということで、 YouTubeにもアップされているように九州電力の社員が多数参加しているようです。警察官も到着し、火入れの前には スタッフが登山客の通行を規制し、慎重に作業を進めていきます。

火入れの直前には、本日久住高原で行われた野焼きが原因ではないかとされる延焼による建物火災があったとの情報も入り、慎重に作業をするよう再度各班に連絡がなされ、13時30分に火入れです。 風下から火を入れ、防火帯を形成してから風上に火を入れて一気に焼いてしまう野焼き作業が始まりました。法華院温泉山荘の社長によれば、晴天が続き乾燥しすぎていたから 積雪はあったものの、この程度で丁度良い具合ではないかということです。坊がツル周辺部から火を入れて行き、15時頃には中央部を残すのみになりました。 風上から火が入ると一気に燃えて紅蓮の炎が坊がツルを包み、大船山や平治岳が野焼きの炎と煙に霞んでいきます。

火入れから2時間、15時30分には無事野焼きが終わり、坊がツルは漆黒の大地に姿を変えました。 法華院に明和7(1770)年より伝わる「九重山記」に「春則為黒色 夏則為青色 秋則為赤色 冬則為白色」 と記されているとおり、春の彩りである黒色に変貌しました。5月のGWを過ぎる頃には、台地に新たな芽吹きがあり、夏には一面の緑萌える坊がツルが再生します。 自然と人間の絶妙のコラボレーションで、ラムサール条約に登録された高層湿原の景観が保たれていることは実に意義深いことであります。

野焼きを終えた15時40分過ぎに坊がツルを発ち、大曲へ17時過ぎに帰着。帰路は温泉に入ってスギ花粉を洗い流してポカポカに温まり、自宅へ戻ったのは21時前になりました。 何かと気になっていた坊がツルの野焼きが終わり、春本番を迎える準備が整いました。私事ですが、次週末の3月23日(土)・24日(日)は地元自治会のイベント 「椿まつり」のスタッフになっているため山行はお休みします。ツバキは花期が長く1月からすでに咲き始めています。 今年の花は、暖冬にもかかわらず思いの外遅れ気味で、かなり控えめに咲いていますので、過度な期待はせずにご来場いただくようお願いします。(苦笑) 天気次第ですが、晴れていれば初日23日(土)の午前中に来場するのをお勧めします。



山行中の画像をTwitterようこそ九重連山へ (@kujyu_renzan) に投稿しています。ほぼリアルタイムで 九重連山の様子をお楽しみ頂けます。Webサイトには掲載していない情報もありますので、ぜひフォローしてください。

当サイトにリンクしてもらっているOASISさんこと柴田さんが、4月1日から長者原のレストハウスやまなみある「カフェ・きすみれ」で写真展を開催するというご案内をもらいました。 皆さんもぜひお立ち寄りください。詳しくはOASISさんのWebサイト「九重連山の光と影」を参照してください。

 



2015年3月28日長者原ビジターセンター展示改修に際し 環境省から感謝状を贈呈されました。

2014年12月13日OBSテレビ「かぼすタイム」でWebサイトが紹介されました。

九重町観光協会が配信しているWebマガジンここのえNo.66(2013年6月号)でご紹介いただきました。 Webマガジンの配信登録九重町観光協会のサイトからお願いします。

サイトに掲載した画像の利用については、Photo Gallaryをご覧のうえ、お問い合わせください。



【Twitter】
ようこそ九重連山へ (@kujyu_renzan)

【YouTube】
ようこそ九重連山へ

【ピンポイント天気予報】
長者原(ウエザーニュース提供)
大船山(ウエザーニュース提供)

【ライブカメラサイト】
牧ノ戸峠の道路状況
くじゅうの空(三俣山上空)ライブカメラ
三愛レストハウスライブ画像(南小国町提供)

【降雨状況・道路規制状況】
気象庁の高解像度降水ナウキャスト
大分県道路規制情報サービス

【お役立ちサイト】
くじゅうファンクラブ




3月16日撮影

【硫黄山道路】

先週より明らかに雪が多い硫黄山道路。すでに正午で、 先行の登山客が多数歩いており、しっかり踏み固められて いました。

【すがもり越】

正午過ぎのすがもり越から望む大船山方面。天気は徐々に回復し始め、 上空には青空が広がっていました。

【猿岩と大船山】

猿の群れの用に見える北千里ヶ浜の猿岩の向こうに、 霧氷が覆う大船山を望む。九重連山では3月中旬でも 珍しい景色ではありません。北千里ヶ浜は風が強めでしたが、 厳冬期とは違う微妙な暖かさを感じました。

【積雪した登山道】

北千里ヶ浜から法華院温泉山荘へ下る登山道には、しっかりと 雪がありました。この状態で本当に野焼きはできるのか、 半信半疑のまま坊がツルへ向かいました。

【本当にできるのか?】

13時からということですが、13時になってもスタッフはいません。 掲示板が寂しく野焼きの開始を待っているようでした。

【マンサク】

坊がツル野営場のマンサクは満開です。 坊がツル周辺で最も早く開花していた株のようです。 この株以外の野営場付近のマンサクは、 今年は少々控えめに咲いているような・・・。

【火入れ】

13時30分、坊がツルの各所から火入れが始まりました。 風下から着火していきます。

【野焼き作業中】

スタッフがジェットシューターを担いで各所に待機し、 延焼しないように適宜消火をしています。 担いでみると分かるのですが、ジェットシューターは 意外に重くて冷たいんです。

【平治岳】

野焼きの煙に霞む平治岳。野営場側から火入れをして、トイレ付近の 防火帯ができると、風上に着火。炎が走り始めると坊がツルの 冬枯れの台地は一気に炎に包まれていきます。

【作業終了目前】

作業を終えた班は、最後の作業が終わるのを見守っています。 火入れから2時間ほどで野焼きを終えました。

【漆黒の坊がツル】

野焼きを終えて、坊がツルは漆黒の焼け野原に変貌。 やがて緑が覆い、周囲の山にはミヤマキリシマが 咲き乱れる季節を待津ばかりです。




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