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九重連山のゴールデンルートである牧ノ戸峠周辺は、ミヤマキリシマのシーズンが去っても依然として多くの登山客が押し寄せていて、現着した5時30分には、すでに下側の駐車場はほぼ満車。 路肩の駐車スペースにも駐車し始めています。駐車場所さえ確保できれば後はのんびり準備をして入山・・・といきたいところですが、なんせこの暑さですから早めに山行を済ませ、早々に山を下らないと暑さにやられそうです。 しかしながら、またしても油断をしてしまい、入山は6時になっています。 沓掛山第1展望台の東屋付近はガスに覆われて視界は開けません。心地良い風も吹き、このまま涼しい山行が楽しめそうな気配がありありなのですが、そこが落とし穴で、ガスが切れ盛夏の陽が容赦なく注ぐようになると、 確実に灼熱地獄と化します。のんびりのしていられないので先を急ぎ、扇ヶ鼻分岐付近を通過する頃には、一旦すっかりガスも切れ燦々と朝日が注ぐようになってきました。これは急がねば! 西千里ヶ浜を通過し、久住分れから御池・中岳方面へ向かいますが、扇ヶ鼻から星生山付近にかけて再びガスが押し寄せるようになってきたので、少々物足りなさはあるものの、雲海が押し寄せているのは間違いないようです。 急遽目的地を中岳から久住山へ変更し、一度戻ってから久住山頂を目指します。途中で目的地を変更しタイムロスしたため、7時50分に久住山頂着。入山から1時間50分もかかっています。おまけに着衣は汗でずぶ濡れ。 ヘロヘロになりつつ、やっと山頂に立つことができました。体力の衰えを実感するばかりです。(涙) 想定内のこととはいえ、久住山頂から望むと扇ヶ鼻から星生山にかけて断続的に雲海が押し寄せ、滝雲のように肥前ヶ城と久住山の間の谷に流れ落ちています。この景色が思いの他美しく長居をしてしまい、 うかつにも気づけばすでに9時を過ぎ、さすがの人気ルートだけあって久住山頂にも多くの登山者が押し寄せて来るようになります。何より、燦々と注ぐ盛夏の日は厳しく、その後の下りでは気温も上昇して、 炎天下を歩くことになり、徐々に気分が悪くなってくる始末・・・。 日陰を見つけては休憩して水分補給。再び歩いてはまた休憩というように、下りでこれほど苦労することになろうとは予想していませんでした。幸い足がつるなど顕著な熱中症の症状は出ませんでしたが、 山を下ってからスポーツドリンクで十分に水分補給をし、冷菓を食べて体温を下げ、何とか回復した後、早々に帰宅し冷水シャワーを浴び復活しました。分かっていることなのですが、盛夏に炎天下の山行は苦行以外の何ものでもありません。 朝駆けがベストですが、間に合わない場合は日陰のある吉部から坊がツルのルートや雨ヶ池ルートなど、コースを考慮することが必要です。久々に暑さにやられた山行となりました。
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