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九重連山春

4月29日の九重連山は晴。10時前の飯田高原の気温は10℃。お待ちかねのGWを迎えたものの、今年はいつになく不安を抱えたままのスタートであります。 熊本県と大分県では震災発生から依然として厳しい現実が続いており、湯布院など大分県中部ではいまだに震度5強の余震が続いています。観光地だけに、このGW の観光客の入り込みは厳しくなることは必至で、一刻も早く余震が終息し安心して楽しめるようになることを祈るばかりであります。一方で、確実に復旧も 進んでいます。落石などで通行止めになっていた道路も通行できるようになり、日常生活が戻ってきています。自宅から九重連山へ向かう道路も、中津市耶馬溪町 深耶馬溪付近の県道28号の落石は撤去され通行できるようになっていますし、県道40号の九酔渓付近も通行できるようになっています。自宅から九重連山への アプローチは震災以前と同様にまで復旧しました。

例によって前夜は宴席から早々に帰宅し、朝もゆっくり自宅を発ち九重連山へ向かいます。例年GWは前岳付近のシャクナゲか鳴子川沿いのヤマシャクヤクか悩ましい 選択を迫られるわけでありまして、どちらも気になりつつ、どちらも中途半端になっているのが現実であります。ひとまず今年は地震後の登山道の様子も気になるところ ですし、1ヶ月後のミヤマキリシマのシーズンには急激に登山客が増える大船林道から平治岳のルートを確認することにして、吉部登山口に向かいます。駐車場着10時前、 有料駐車場が整備されて以降は駐車環境が劇的に良くなり、例年GWにはマイクロバスで団体の登山客も押し寄せるほどの賑わいを見せる吉部登山口も閑散としています。

鳴子川東岸の大船林道をショートカットする登路を淡々と歩くことしばし、朝日が注ぐ森に静かに輝きを放つヤマシャクヤクとご対面です。先週の鳴子川東岸では、 まだ開花していませんでしたが、今週は見頃を迎えています。西岸の群生地に比べると株は少ないのですが、花に日が注ぎ寒さを感じる森が徐々に暖かくなってくると、 見る見る花弁が開いていくのは圧巻であります。つい見とれてしまうほどのダイナミックさで、30分ほどの間に一気に花が開いたのは驚きです。輝く蛍光色の新緑も さながらに、大地のパワーが植物の花の開花を通して伝わってくるように感じられます。

大船林道に合流し、4号集材路から平治岳北登山道へ向かいます。足下を覆う苔むす登山道も周囲の木々も蛍光色に輝く新緑が覆い、生命の息吹を感じます。昨年5月 に確認したとおり、平治の尾下付近のハシゴは撤去されたままで、ひとまず頼りないザイルは設置されているものの、腕力が弱い女性や高齢者などが通過するには少々 厳しいものがありそうです。それより更に深刻なのが、この岩場から10mほど上にある今回の地震が原因と思われる巨大な落石です。元の場所から5mほど落下した 場所に引っ掛かっており、再度容易に落下する状況ではないようですが、余震が続く中では梅雨の雨などで地盤が緩むと崩落するかも知れません。かつて指山から 三俣山北峰への登路が豪雨による崩落で事実上廃道になった状況が彷彿とされ、老婆心ながらこの岩場に関しては安全な迂回路を検討した方が無難かも知れません。

ハシゴの岩場付近以外特に登山道の損傷はなく、相変わらず実に良く滑るクロボクにの登路を淡々と歩いて平治岳山頂に向かいます。ミヤマキリシマは順調に葉を 広げかけていますが山頂付近の景色は依然として寂しく、南峰へ移動して周囲の景色を堪能しつつしばし至福の時を過ごしました。眼下の坊がツルにはテントが設置 されているものの、やはり例年のGWに比べるべくもなく閑散としています。地震から2週間あまりしか経過していないことを思えば、仕方のないことでしょうか。 被災地では車中泊による健康被害が深刻になっていますが、テン泊では地面から直接振動が伝わるものの、車は免震構造?になっているため鋭角的な揺れ?は免れる ことができます。

平治岳山頂でくつろぎすぎ、山頂を発ったのはすでに15時過ぎです。大急ぎで下ったものの、鳴子川西岸はすでに山陰に入りヤマシャクヤクの群生地で開花を確認 したものの花は閉じてしまい、翌朝までお預けです。多少薄暗くなり始めた鳴子川西岸の登路を下り、16時過ぎに吉部へ帰着しました。依然として駐車場は閑散と しており、今年のGWはこのまま経過してしまうのかも知れません。その後、食材の買い出しをかねて、飯田高原周辺の状況を見てきました。とりわけ九酔渓北側の 十三曲り下が深刻な状況です。さらに驚きなのが、落石のための交通遮断を回避するために橋が新設された場所では、今回の地震によって旧道が多量の落石で全く 通行できない状況になっており、タイミング良く橋の開通が間に合ったものだと感心するばかりであります。



2015年3月28日長者原ビジターセンター展示改修に際し 環境省から感謝状を贈呈されました。

2014年12月13日OBSテレビ「かぼすタイム」でWebサイトが紹介されました。

九重町観光協会が配信している WebマガジンここのえNo.66(2013年6月号)でご紹介いただきました。 Webマガジンの配信登録九重町観光協会のサイトからお願いします。

サイトに掲載した画像の利用については、Photo Gallaryをご覧のうえ、お問い合わせください。



【ピンポイント天気予報】
長者原(ウエザーニュース提供)
大船山(ウエザーニュース提供)

【ライブカメラサイト】
長者原「硫黄山ライブ中継」(レストハウスやまなみ提供)
牧ノ戸峠の道路状況
くじゅうの空(三俣山上空)ライブカメラ
三愛レストハウスライブ中継(南小国町提供)

【降雨状況・道路規制状況】
気象庁の高解像度降水ナウキャスト
大分県道路規制情報サービス




4月29日撮影

【イチリンソウ】

森の中に点々と咲くイチリンソウ。鳴子川東岸に 群生している場所があったのですが、最近は見かけなく なりました。

【開花】

まだ寒さを難じる森に日が差し始め暖かくなって くると見る見る花弁が開いていくのは驚きです。 これはもう撮影どころではなく、おもわず見とれ てしまいました。(笑)

【ヤマシャクヤク】

花は短命です。開花すると長持ちせず 散ってしまいます。このはかなさも、 また魅力でしょうか

【シャクナゲ】

暮雨の滝付近のシャクナゲが見頃です。今年は花が 多めです。こうなると前岳のシャクナゲも実に気になる ところです。

【ミツバツツジ】

九重連山周辺に自生しているものは、葉が小さめの コバノミツバツツジでしょうか。

【新緑の登山道】

蛍光色の新緑覆う4号集材路。とにかく眩しいばかりの 緑が大地のパワーを実感させてくれいます。

【ハシゴの岩場】

1年前に痛んでいたアルミ脚立のハシゴが撤去され、 そのままになっています。多少滑りやすいものの、 登りは何とかなりますが、下る方がは少々手こずり そうです。

【落石】

ハシゴの岩場上に巨大な落石がありました。 岩が抜けた場所がはっきりしおり、さほど時間が 経過したようには見えないので、今回の地震による 落石と思われます。

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【坊がツル】

平治岳南の峰から望む坊がツル。雲が流れ、静かに 陰が伸びていきます。徐々に緑が濃くなってきました。

【野営場】

GWにしては異例の少なさです。閑散としています。 今年は当面このまま推移するのでしょうか・・・。

【ヤマシャクヤク】

鳴子川西岸のヤマシャクヤクが佳境を迎えています。 残念ながらすでに日陰になり、肌寒く感じるように なっていたため、花弁が閉じかけていました。明日 の朝、日が差すまではお預けです。

【ニリンソウ】

先週より更に花が増えているニリンソウ。16時を 過ぎると、森は薄暗くなってきます。

【駐車場】

例年GWには大混雑する吉部登山口にある2ヶ所の 駐車場はどちらも閑散としてます。有料とはいえ、 駐車場が整備されて以来、坊がツルや大船山方面の アプローチがとても容易になりました。それにしても この登山客の少なさは異例です。

【落石】

九酔渓の十三曲り北の落石は深刻です。地震直後は 通行止めでしたが、現在は橋が開通し片側交互通行で すが、通行できるようになりました。画像下の店舗は 営業できなくなっています。




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