2005年 秋

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2005年9月

【9月3日】中岳上空の秋雲

9月3日の九重連山は曇時々晴。午前5時頃の長者原付近の気温は16℃。午前5時過ぎに大曲から入山、すがもり越 から北千里ヶ浜を経由して中岳・御池方面へ向かいます。白々と夜が明けていきますが、山頂付近がガスに覆われてお り、北の空に漂う雲がうっすらと焼けている様子が見られただけで、もくもくと歩くだけです。久住分れ付近ではガス が薄れており、時折薄日も差し避難小屋や星生山方面が望めました。ガスに覆われた御池付近の岩陰で、時折薄れるガス の切れ間に、太陽のシルエットを確認しますが、徐々に太陽が高くなるものの一向にガスは晴れません。待機すること 2時間、9:30頃のわずか10分程度の間に一気にガスが切れ青空が広がりました。周囲の植物はうっすらと水滴を まとい、みずみずしさを感じさせる輝きを放っています。天狗ヶ城を経由して星生山へ向かいます。星生山頂では多く の登山者が休憩しており、私もここで周囲の景色を楽しみつつ、ゆっくり初秋の景色を堪能しました。

【9月10日】三俣山西峰から望む硫黄山の噴煙

9月10日の九重連山は曇のち雨。午前7時前の長者原付近の気温は20℃。先週は台風の襲来により九州各地が惨禍 に見舞われ、このたびの台風14号では、6日までに硫黄山の観測点の雨量が800mmを超えており、前回の集中豪雨 で打撃を受けている九重連山の被害状況が気になるところです。すがもり越に着いても依然として見上げる三俣山頂付近 は相変わらすガスが覆っています。意を決して三俣山へ向かうものの、これが結果的には大はずれでした。 ガスの水滴に濡れた登路に茂る草に足下は濡れてきます。本峰から南峰に向かいますが時折ガスが薄れる程度で視界は 開けません。南峰山頂付近は例年リンドウが群生するのですが、今はまだわずかに咲いている程度でした。天候は徐々 に下り坂で、南峰からの下りでは一時雨も強くなり雨具を着用しました。小雨の降る中を一気に山を下り、このところ 恒例となっている長者原付近の散策を楽しみました。タデ原付近もすっかりススキに覆われ、高原では秋の気配が徐々 に濃くなりつつあります。雨脚が強くなり雷鳴が轟くなか、温泉に浸かって一汗流します。露天風呂から稲光が見え、 やはり近くに落雷すると感電するか??と不安になったりもして、そそくさと内湯に引き上げてしまいました。

【9月17日】雨ガ池上の湿地の湖畔から望む三俣山

9月17日の九重連山は晴。午前7時過ぎの長者原付近の気温は20℃。遅ればせながら集中豪雨禍で土石流が発生し、 登山道が崩落した指山から三俣山北峰へのルートの状況を実際に確認してきました。被害の大きかった三俣山周辺の斜面 だけでなく、指山周辺の谷でもかなりの土石流の爪痕が残っています。指山から三俣山北峰へ向かうと、やがて登路の両 側に土石流で大きく崩落した谷が見えてきます。三俣山の急斜面を一気に崩落した土石流の爪痕は生々しく、なぎ倒された 木々が痛ましい惨状を呈しています。以前はアルミのハシゴがかけられていた場所では地形が大きく変化し、ハシゴの設置 されていた場所では、上部に茂っていた木々が跡形もなく流されており、ハシゴのあった場所の下部は土石流が流れた跡が 生々しく残り、通行は困難です。ところで、私はそれからどうしたかというと(途中経過はとても掲載には耐えないので 割愛します)、大鍋に着いていたのであります。(苦笑)3時間近くかけ、満身創痍で登頂した三俣山は、危険あふれる スリリングな山に豹変していました。大鍋を縦断し大鍋壁から見下ろす眼下の坊ガツルからは望む大船山方面の景色は霞 んではいましたが相変わらずの絶景ですし、初秋の風に吹かれながらゆっくり休憩をしてから雨ガ池を経由して山を下り ました。

【9月23日】暮雨の滝の秋

9月23日の九重連山は曇。午前6時過ぎの飯田高原の気温は15℃。秋の紅葉シーズン時期の大船山への定番コースで ある吉部から坊ガツルを経由し、大船山頂から御池へのルートを歩いてきました。大船山頂から段原付近を紅に染める ドウダンも、盛夏の頃に比べると緑も色あせ始めています。大船山頂付近ではガスのため視界も今一歩でしたが、正午前 には登山者も増えてきました。坊ガツルに下り、ゆっくりと休憩し帰路につきました。時折雲間から注ぐ秋の陽が森の中 に差し込む中、帰路は暮雨の滝に立ち寄りました。本日のルートは秋の紅葉シーズン定番のフルコースですが、食材と なる紅葉の旬は少々先のようです。例年のことながら、これから10月中旬過ぎまでは、三俣山大鍋付近と大船山への 山行が続きそうです。11月初旬までは行楽客も多く、再び九重連山が賑わいをみせ、喧噪にあふれる山行が続くことに なるのでしょう。

2005年10月
【10月1日】ガラン台のウメバチソウ

10月1日の九重連山は晴のち曇。午前7時過ぎの久住高原の気温は14℃。本日は竹田市久住町側からの入山です。 有氏牧野道のセメント舗装を30分弱でガラン台に着きます。ここからはセメント舗装の登路から枝道に入ります。 大船山頂へ向かうと、途中で入山公墓や鳥居窪を経て、一気に山頂直下に着きます。山頂付近を渡る風は、すがすが しいというより寒さを感じるほどで、やはり確実な秋の深まりを実感したところです。
山頂付近の紅葉ですが、段原周辺と御池湖畔ともに先週よりわずかに紅葉の気配が感じられる程度で、まだ色づくに は時間がかかりそうです。それでも一気に冷え込むようになれば、急激に色づくかもしれませんので油断は大敵です。 帰路にガラン台付近の登路脇でウメバチソウを観察しました。登路脇に何気なく咲いているので気づきにくいのですが、 一歩登路を踏み込んだススキの間にはたくさん咲いています。何度見ても本当に精巧な花の作りには感心します。

【10月8日】泉水山麓のウメバチソウ

10月8日の九重連山は曇。午前5時前の長者原付近気温は15℃。午前5時の入山直前には小雨も降り始め、一時車中 で待機します。ガスがかかるため登路は真っ暗でヘッドランプを点しての入山となりました。すがもり避難小屋で朝食を 摂りながら1時間あまり待機しました。ガスの晴れる気配はないものの、一縷の望みを託して三俣山に向かいます。西峰 から本峰へ向かいますが、ガスはますます濃くなり、本峰山頂から南峰にかけては周囲の景色も見えなくなるほどです。 当然気になる大鍋付近の紅葉の様子も確かめようがありません。南峰では強い風が吹き付け、小雨も降り始める悪条件で す。リンドウも遅れ気味でまだつぼみですし、加えて例年に比べてリンドウのつぼみも少なめです。今年の空梅雨に続く 集中豪雨、そして猛暑と小雨の初秋という異常な気象の影響でしょうか。
小雨が断続的に降り続く中を早々に山を下り、小雨の切れ間を縫って毎度の散策です。泉水山麓では、道路脇にウメバチ ソウがさりげなく咲いているのですが、やはりというか残念ながら盗掘されています。国立公園内での植物の採取は禁止 ですよ。

【10月10日】(番外編)由布岳西峰から望むガスかかる鶴見岳

10月10日、3連休もいよいよ最終日です。昼前から由布岳に向かうことにしました。由布岳はホームページに掲載 してこそいませんが、9月中旬以来約1ヶ月ぶりです。前回はガスと雨に見舞われ散々でしたが、さすがに今日は雨の心配 はなさそうです。 合野越までの樹木の茂る登山道脇にはタンナトリカブトやサラシナショウマが咲いています。ガスがかかり視界も開けないため 淡々と歩き、マタエを経て西峰山頂まで1時間30分ほどで着きました。東峰ほど登山者も多くはありませんが、ガスに覆 われた山頂にも次々に登山者がやってきます。ガスが山頂を覆い視界は開けません。早々に山頂を後にして、合野越から飯 盛ヶ城へ向かいます。眼下には、NHK朝の連続ドラマ「風のハルカ」で全国放映されている湯布院の街並みや、これまた 恒例となった牛食い絶叫大会の会場も望めます。飯盛ヶ城山麓に広がる草原に点在するカシワの葉も枯れ始め、登路脇には 咲き終えたヒゴダイがそのシルエットを残し、足下にはウメバチソウも咲いています。まだ紅葉にほど遠い染まり具合であ るものの、秋の深まりとともに徐々に染まり始めている山肌や周囲の景色を楽しみながら、ゆっくりと休憩して山を下りま した。

【10月16日】三俣山大鍋の紅葉(その2)

10月16日の九重連山は晴。午前6時頃の長者原付近気温は8℃。10月になっても平地では最高気温が30℃近い暑さが 続いており、平均気温が例年になく高い中で、今年の紅葉はどうなるのかと気をもんでいるのです。すがもり越から三俣山 西峰を経て本峰へ向かいます。登路から望むW峰西斜面のドウダンがわずかに色付いているのがわかります。本峰山頂から 望む大鍋付近の紅葉はやっと色付きかけてきたところです。本峰から大鍋へ下り、イタドリの黄葉の向こうに色付き始めた 大鍋壁を撮影。本峰からW峰を経て西峰でしばし休憩します。すがもり越の避難小屋へ下ったところで、sumisumi氏 と同行のMatsuzaki氏と会いました。早朝4時からの入山ということで、 全く敬服であります。10時を過ぎた三俣山のピークには、ガイドに引率された団体の登山客が続々と訪れ、喧噪の様相を呈して います。本日は大曲から三俣山への往復というショートコースでありましたが、農繁期に山行ができただけでも幸いでした。

【10月22日】日没後の涌蓋山上空

10月22日の九重連山は曇。15時前の長者原付近気温は7℃。先週に続き大曲から三俣山へ向かいます。長者原付近は 上空に青空も覗くものの、1600m付近からはガスがかかる状態で、すがもり越からはガスに覆われています。日没まで の短時間の勝負ですので、すがもり越から西峰を経て本峰へ、さらに南峰へと向かいます。想定範囲内のことでありました が、やはりガスがかかり続け視界は全く開けません。最近の日没は17:30過ぎです。ガスがかかっていれば登路も薄暗 くなるのが早いので、何とか日没の時刻までにはすがもり越まで下っていたいところです。大急ぎで三俣山の各山頂を巡り ましたが、視界が開けない中にもドウダンの色付きはやはり今一歩というところです。確かに先週より色付いていますが、 今年はこの程度で終わりかもしれません。日没の時刻頃には牧ノ戸峠から黒岩山にかけての上空の雲がうっすらと紅に染ま る様子を望みながら山を下りました。下り終えた18時頃の気温は2℃。山はすっかり初冬の趣で、山頂にはその頃もガス がかかっていましたので、明朝は霧氷も望めるのではないかという大いなる期待をしています。

【10月23日】霧氷付く大船山を望む

10月23日の九重連山は曇のち晴。午前7時前の天候は1500m付近からガスがかかる状態で、また昨日のガスに巻か れた悪条件の山行を思い起こさせる状態です。気温1℃のすがもり越付近もガスに覆われ、気持ちが萎えていきます。すが もり避難小屋でしばらく思案した後、坊ガツルへ向かい天候の回復を待つことにしました。輪地焼きを終えた坊ガツルは風 もなく快適です。午前9時前には徐々に上空を覆っていたガスが切れ、薄日が差し始めました。ガスが切れた山頂付近を よく見てみると、何と白いのであります。どうやら霧氷が着いているようです。大急ぎで坊ガツルから三俣山南峰への登路 を駆け登ります。焦る気持ちを抑えつつも、少々急いで1時間程で南峰着。南峰山頂付近の北側斜面にはしっかりと霧氷が 着いています。それでも厳冬期よりはるかに気温が高いので、繊細な自然の造形は脆く、陽が当たり始めるとすぐに融けて 枝から落ちてしまいます。遠く大船山頂付近も霧氷に覆われ真っ白になっています。午前10時過ぎの三俣山には先週同様 多くの登山客がやってくるようになります。晴天の中、ゆっくりと景色を楽しみながら山を下り、にぎわうすがもり越を経 て11時過ぎに大曲に帰着しました。

【10月30日】秋・色づく紅葉

10月30日の九重連山は曇のち晴。午前7時頃の長者原付近気温は8℃。再び1500m付近からガスがかかるあいにく の天候です。長者原ビジターセンター側の駐車場はすでに満車で、多くの登山客と早朝からの行楽客が入れ混じり、盛況を 極めおり、さすがに秋の行楽シーズンの只中なのであります。長者原付近の紅葉は、先週以来の冷え込みのためか、何と この1週間で急激に色付いています。激変ぶりに少々とまどいながらも、ひとまず雨ガ池へ向かいました。三俣山から指山 にかけての東斜面には点々と紅葉しているカエデを見かけます。ほどよく色付いており、なかなかの染まり具合です。登路 にも紅葉した落葉が目立ちますし、すっかり秋本番の装いです。雨ガ池を経て、ガスの晴れた三俣山小鍋壁へ向かいます。 ここでは、何と先週までくすんだ色付きだったドウダンがかなりきれいに色付いているのです。このまま落葉するかと思わ れたのですが、先週以来の冷え込みで、最後の頑張りでそれなりに色付いており、うれしい誤算です。大鍋を横断し本峰へ 向かい、続々と団体の登山客が訪れるようになった三俣山本峰を下りました。やっと色付きの本番を迎えた長者原周辺の 紅葉をじっくりと堪能してから帰路につきました。

2005年11月
【11月5日】すがもり越の夜明

11月5日の九重連山は晴。午前5時過ぎの長者原の気温は8℃。この時期にしては暖かな朝となりました。上空に星が 瞬く中、午前6時前にヘッドランプを点して大曲から入山しました。本日は三俣山本峰往復のショートコースの山行です。 午後からは出勤のため、遅くとも11時過ぎには自宅に戻らなくてはなりません。6:30頃にすがもり越着。大船山上空 が薄明かりに包まれています。ここで日の出を迎えることにして、薄明のすがもり越えから望む大船山を撮影しながらの 朝食です。午前7時前、北千里ヶ浜の向こうに太陽が現れました。
この秋は、結局のところ三俣山の紅葉を追い続けてきました。指山からの登路が事実上使えなくなっている状態です ので登路の選択肢が減っており、少々残念な気がしています。それでも10月まで遅れ気味だった紅葉も、例年並みの 冷え込みで先週には一気に色付き、ひとまず満足したところです。さすがに今日は、すでに三俣山大鍋付近の紅葉は ピークを過ぎていました。先週あたりが最も色付いていたように思えます。午前8時を過ぎ、三俣山にも続々と登山者が 訪れるようになりましたので、本峰から4峰を経て急いで山を下り、午前9時前に大曲へ帰着。その後長者原付近の紅葉 を撮影して帰路に着きました。

【11月12日】紅葉を映す鳴子川支流

11月12日の九重連山は晴。午前9時過ぎの飯田高原の気温は11℃。吉部登山口から入山は、すでに9時を遥かに過ぎ ていました。大船林道をショートカットする鳴子川沿いの登路は落葉に覆われ、香ばしい香りに包まれています。足下に 敷き詰められた色とりどりの落葉を踏みしめながらの実に快適な山行となりました。森の中は落葉した木々が目立ち、夏場 は薄暗い森に晩秋の陽が注ぎ、すっかり明るくなっていました。黄や紅に色付いたカエデも多く、すでに紅葉のピークは過 ぎているものの、まだ晩秋の森は予想以上の彩りにあふれていました。
坊ガツルは長者原のタデ原とともに、先日国際的に貴重な湿原を保全するラムサール条約に登録されました。野焼きにより 維持されてきた高層湿原での自然と人間の共生が認知されたわけで、地元の方々の努力に負うところが大であります。何だ か、このように国際的な条約に登録されると、見慣れた景色も一段と偉そうに?見えるのでありますが、坊ガツルは穂綿 を飛ばしたススキに覆われ、晩秋の優しい風が静かに吹き、今日もいつもと全く変わらない景色が迎えてくれるだけで あります。このさりげなさが、魅力なんですね。法華院温泉山荘で休憩した後、帰路は暮雨の滝に立ち寄り山を下りました。

【11月20日】美しくも脆い晩秋の芸術(御池湖畔にて)

11月20日の九重連山は晴。午前9時前の長者原付近の気温は4℃。現着はすでに9時前で、大曲の駐車スペースは埋ま っていました。午前9時過ぎに入山し、すがもり越から北千里ヶ浜を経由して御池へ向かいます。雲一つない快晴の青空が 広がり、三俣山から星生山の山頂付近は白くなっており、どうやら霧氷が付着しているようです。11月も後半に入り、 季節もいよいよ晩秋から初冬へ移ろっていきます。御池は湖岸がうっすらと氷結していました。先週はかなり冷え込む日が 続き、まだ本格的な冬の冷え込みにはほど遠いものの、そろそろ御池が氷結する季節になってきたわけですね。こちらでも、 やっと氷結した御池に投石する登山客がいて、また迷惑なことです。おかげで氷に覆われた湖面に次々に穴が空き、何だか 哀れになってしまったのであります。天狗ガ城経由で久住分れを経て星生山へ向かいます。星生崎から山頂にかけての 北斜面は日陰になっているためか、すでに正午前にもかかわらずまだ霧氷が付着したままです。いよいよ九重連山も晩秋か ら初冬へと向かっており、そんな確実な季節の移ろいを実感した一日でした。

【11月26日】すがもり避難小屋の朝

11月26日の九重連山は晴。午前5時過ぎの長者原付近の気温は0℃。徐々に薄明かりに包まれていく三俣山上空を望み ながら、午前6時前に大曲から入山。すがもり越へ着く6時30分頃には大船山上空の空も染まり、いよいよ荘厳な朝の儀式 の始まりです。地平線近くを濃い霞が覆っており、実際の日の出はこの霞の上に太陽が姿を現した時になります。三俣山西峰 へ向かう7時頃の気温は−1℃、強い風が吹く三俣山西峰から望む大船山の肩近くの霞の上に太陽が姿を現しました。明るく なった周囲を見回すと三俣山西峰付近の登路は、やはり霜に覆われて真っ白になっています。先週の中岳付近は霧氷に覆われ ていましたし、今日は霜で真っ白く化粧をした山頂付近にいるわけで、樹間には霧氷が落下した氷が固まり、その上にうっすら と雪も残っています。いよいよ晩秋から初冬へと移ろっていく季節を実感しました。


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