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【9月1日】愛機FZR750(牧ノ戸峠にて)
9月1日の九重連山は曇。午前10時過ぎの牧ノ戸峠の気温は19℃。予報では曇のち雨のはずですが、朝の自宅付近では見事な朝焼けが・・・。何だかな〜、こんなものかな〜。雨に遭わず野営が楽しめたのではないかという思いがよぎりますが、そこは思考を切り替えて、先週車検を終えたばかりのバイクでミニツーリングに出発です。バイクとのつきあいは実に長く、「九重連山と私」に掲載しているとおり30年以上になります。そしてまた九重連山への山行を始めるきっかけになったものでもありまして、このサイトの原点ともいえます。現在の愛車は今年で20年目となりました。いかんせんゴムパーツや消耗品の痛みも年々激しくなり、入手が困難なパーツも増え、ビンテージというには少々気が早いものの、今や懐かしの旧車なのです。 |
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【9月7日】星生山から望む久住山
9月7日の九重連山は雨のち曇。12時前の牧ノ戸峠付近の気温は19℃。初秋の九重連山はあいにくの雨。長者原に着いた10時頃には霧雨が降り、山はガスに覆われています。霧雨はガスによるものかも知れませんので急に強く降り出すことはないでしょうが、多少なりともガスが晴れてくれないと何も撮影できそうにないので、長者原駐車場の東屋で待機しました。その後一時小雨も降り、一向に回復する気配もないまま刻々と時間は過ぎて、間もなく正午という頃になって、上空の雲が切れ時折陽が注ぐようになりました。多少気温が上昇したのでしょうか、ガスは暫時薄くなり、気づけば星生山頂も望めるようになってきました。 |
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【9月15日】ガスかかるすがもり避難小屋にて
9月15日の九重連山は曇のち雨。9時頃の長者原付近の気温は23℃。大曲から入山し、まずはすがもり越へと向かいます。登路脇には穂を出したススキが風に揺れています。30分程度ですがもり越に着きました。ガスが晴れれば三俣山南峰から坊ガツルへ下り、ガスが晴れなければ北千里ガ浜を経て法華院山荘へ下ることにして、しばらく待機です。ガスは断続的に濃くなりますが、三俣山西峰斜面が見渡せるほど薄くなることもあります。10時過ぎまで待ちましたが、山頂付近を覆うガスは結局切れることもなく、北千里ガ浜経由で法華院山荘へと下ります。北千里ガ浜付近で霧雨も降り始め、登路も濃いガスに覆われたものの、法華院山荘まで下ると、毎度のことながら坊ガツル付近にガスはありません。 |
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【9月22日】ススキ揺れる久住山登山道
9月22日の九重連山は曇のち晴。6時前の長者原付近の気温は18℃。例年になく安定しない天気に困惑しているところです。徐々に明け行く長者原付近から望むと、山頂付近にはガスがかかっています。日の出を迎える6時頃になっても、ガスは一向に薄れる気配もなく、北や西の上空にかかる雲がわずかに染まるものの、太陽はなかなか姿を現しません。
牧ノ戸峠の展望台にある東屋が見えていますので、沓掛山付近まではガスがかかっていないようです。牧ノ戸峠へ移動し、6時過ぎに入山しました。3連休の初日で早朝から行楽客も多く、牧ノ戸峠駐車場は夜明けを待って入山していく登山客が続きます。沓掛山で振り返ると、涌蓋山や一目山向こうの風力発電施設付近に朝日が注いでいます。ガスは依然山頂付近にかかるものの、
7時頃には沓掛山付近でも雲間から時折朝日が注ぎ始めました。ガスの粒をまとい朝露に濡れた笹の葉が輝き、ススキの穂も注ぐ朝日に銀色の輝きを放ちます。登路を渡る風も涼やかで、朝の澄み渡る山の空気を満喫しながら快適に歩けます。 |
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【9月29日】三俣山のリンドウ
9月29日の九重連山は曇。6時過ぎの長者原付近の気温は16℃。依然週末の天気は安定せず、今回もまた長者原付近でどこに向かおうかとしばし思案です。先週リンドウの花を見かけてから気になっていた、三俣山南峰のリンドウの開花状況を確認すべく、大曲から入山しました。 |
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【10月5日】暮れゆく雨ガ池
10月5日の九重連山は晴れのち曇。15時頃の長者原付近の気温は18℃。午後からのうれし恥ずかし平日山行です。現着は15時、さすがに平日とあって牧ノ戸峠駐車場も休日ほどの賑わいはなく、それでも秋の行楽シーズンの走りとあって、山行を終え下ってくる人登山客が目立ちます。日没まで3時間弱、早々に入山です。 |
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【10月6日】黒岩山のリンドウ
10月6日の14時前に、再び牧ノ戸峠に着。実は早朝から所要を済ませ、その後バイクで阿蘇山へミニツーリング。折り返して九重連山へと向かったところです。牧の戸峠では、さすがに連休初日ということで、駐車場はおろか周辺の道路脇にも登山客の車があふれています。さわやかな秋の風に誘われるままに、
黒岩山まで歩いてみることにして、コンパクトデジカメを片手にお手軽散策です。牧ノ戸峠を発ち、黒岩山下の牧ノ戸展望台を過ぎ斜面を登ること20分ほどで、泉水山との分岐を分ける山頂手前の草原に出ます。ここが思いの外眺望に優れていて、散策を兼ねて弁当を持参し昼食などを楽しむには最適な場所なのです。リンドウが咲く草原を過ぎ、笹が茂る登路を黒岩山頂に向かいます。山頂付近から涌蓋山方面の眺望を楽しんだ後、牧ノ戸へ戻りました。 そういえば20年以上前のことになりますが、毎週の山行を始めたきっかけは、今回のようにバイクで立ち寄った牧ノ戸峠や長者原、久住高原の登山口から、水とカロリーメイトを持参しての散策を始めたことだったわけで、愛車もちょうど20年目となり、山行の原点への回帰のような不思議な感慨があふれてくるのであります。 |
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【10月13日】モノクロームの光景が広がる大船山御池
10月13日の九重連山は晴れのち曇。5時頃の飯田高原の気温は10℃。猛暑の夏に続いて長引いた残暑のため、今年の紅葉は遅れ気味です。諸兄のレポートでも、大船山も紅葉の遅れが目立つということであります。 |
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【10月20日】三俣山の紅葉
10月20日の九重連山は晴。4時頃の長者原付近の気温は4℃。上空には星空が広がり、東の空には金星も輝く絶好の天気です。実は、今週末は秋の恒例行事であります実家の稲刈りなわけで、作業開始は、朝露が乾く10時頃ですから、その頃までには実家に着かないといけないという強行スケジュールであります。 |
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【10月27日】大船山の紅葉
10月27日の九重連山は曇。5時過ぎの七里田付近の気温は13℃。いつになく遅れた紅葉も、そろそろ大船山頂から段原付近がピークを迎える時期となり、七里田から大船山頂へ向かうことにしました。 6時前にヘッドランプを灯して、舗装された牧野道をガラン台へと向かいます。ガラン台へ着く直前、すでに時刻は6時20分過ぎとなり、日の出を迎える時刻になったわけですが、東の空を雲が覆い今回も御来光はボツでした。徐々に明るくなるにつれて、山頂方面が濃いガスに覆われているのがわかるようになってきました。淡々と歩くだけ・・・となるはずでしたが、今年の紅葉はいつになくきれいに色付いています。板切からの登路と合流する入山公墓入り口付近からは、登路上部を覆うカエデが真っ赤に紅葉していて、徐々にガスの中に入る鳥居窪付近にかけて、色付く葉がガスの水滴に濡れ一際鮮やかです。紅葉ばかり見上げて歩くと足下が危うく、足下はといえば真っ赤に紅葉したカエデの落葉が敷き詰められレッドカーペットとなって、これに目を奪われていると木の枝に頭をぶつけてしまうという、美しくも危険に満ちた登路なのであります。 真っ赤に染まるカエデの紅葉と落葉にすっかりはまってしまい、三脚を立てて撮影しつつ登ってきたため、大船山頂下の御池に着いたのはすでに8時を過ぎていました。ガスにすっぽりと覆われ何も見えない御池には、誰もいません。誰もいないのはうれしいのですが、ガスで何も見えなければ悲しい限りでありまして、何とも複雑な心境です。濃いガスも断続的に晴れることが多いため、簡単にはあきらめずに、ひたすら待つことにしました。登路脇の木々の枝に着いたガスの露で濡れたシャツを着替え、フリースの中着、雨具から手袋まで着用し完全武装して、ひたすらガスの晴れ間を待ちます。1時間あまり待っている間も、御池へ下ってくる登山客はいません。その間、上空に青空が覗くのが合図となって、一気にガスが晴れ10秒程度全景が見渡せたのが数回程度ありました。ガスが晴れた御池の湖岸にあるドウダンの色づきは、今がピークです。もう少し真っ赤に染まるのかもしれませんが、落葉する葉が増えてきそうな気もします。今年は予想どおり見事な色づきで、晴れていればさぞや・・・、と思うにつけ、少々残念ではあります。そこはしかし、紅葉が遅れたおかげで、例年実家の稲刈りとバッティングし、なかなか出会うことができなかった大船山頂付近の紅葉ピークを鑑賞できただけでも幸運というものであります。 御池の紅葉具合を確認した後、次は段原付近の紅葉を確認すべく大船山頂へ移動します。9時過ぎの山頂にはすでに登山客が2人います。強烈な風が吹く山頂付近の岩陰に隠れ、ガスが晴れるのを待っています。段原方面が見渡せる岩場に移動すると、ガス混じりの強烈な風が吹き上げてきて、立つことも困難な状態です。岩場に隠れてひたすらガスの晴れ間を待つことにしました。強烈な風に乗って吹き上げてくる水滴混じりのガスのため、風が直接当たる物はことごとくガスに濡れてずぶ濡れになります。カメラのボディーもレンズも、風に向かって構えると、すぐにずぶ濡れになるため、岩陰でカバーを掛けて待ちます。こちらも上空に青空が覗くのが合図となって、段原から米窪方面が束の間望めます。 感動に息をのんでいると、再びガスに覆われて何も見えなくなるという状態を延々と繰り返し、11時過ぎに山頂を去るまで2時間あまり粘って、ガスが晴れたのが数回で、時間にして合計5分間程度もあったのかなという程度です。晴れていれば一層の絶景に巡り会えたかも、と思うと残念ではありますが、紅葉を背景に現れたブロッケンや、見事に染まるドウダンの葉がガスに濡れ、乾燥しているときより一層色鮮やかに輝く瞬間に巡り会えたのだと考えれば、これもまた幸運だったのかもしれません。それにしても、今年の大船山頂付近から段原付近の紅葉は台風の惨禍に遭うことがなかったためか葉の痛みが少なく、そのためもあって、きれいに染まっていて感動ものです。 |
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【11月3日】三俣山大鍋の紅葉
11月3日の九重連山は晴。6時前の長者原付近の気温は−2℃。長者原着は、すでに6時前。東の空が黎明に染まり始めています。先週来、紅葉の状況が気になっていた三俣山へ向かうべく、大曲を発ったのはすでに6時を過ぎていました。東の空が徐々に明るくなる中で、西の涌蓋山付近も朝焼けに染まり始めるのを振り返り眺めつつ、すがもり越へと急ぎます。すがもり越に着いた6時30分過ぎ、大船山の右肩から一条の光が差し、徐々に三俣山西峰斜面を染めながら、間もなくすがもり越に朝日が注ぎ始めました。ミヤマキリシマの時期と並んで、登山客が大挙して押し寄せ大混雑する秋の行楽シーズンとあって、すでにこの時刻にのすがもり避難小屋にも、1組また1組と登山客が訪れるようになります。 |
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【11月10日】霜降る西千里の向こうに望む久住山
11月10日の九重連山は晴。6時頃の長者原付近の気温は2℃。11月もそろそろ中旬にさしかかろうというのに、今年の秋は再び足踏み状態です。一気に紅葉を加速させ、このまま冬へ直行するかと思えば、また暖かな日が続いています。予報では明日以降になると冷え込む日もあるということで、間もなく霧氷の便りも聞かれることでしょう。 |
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【11月17・18日】快晴の雨ガ池と霧氷の三俣山W峰斜面
【11月17日】 【11月18日】 |
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【11月24日】中岳の肩に昇る御来光と御池の薄氷
11月24日の九重連山は晴。5時前の飯田高原の気温は−2℃。晴天に恵まれた穏やかな晩秋の朝です。煌々と照らす月の明かりで満天の星もかすむほどの好天です。5時過ぎに牧ノ戸峠に着き、早々に装備を確認し、ヘッドランプを灯して入山しました。 |
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