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【1月2日】鍋谷を染める夕陽
1月2日の九重連山は曇後晴。午前8時過ぎの牧ノ戸峠の気温は−7℃。大晦日から元旦にかけての寒波襲来で、大分県北部は元旦に朝は平地でも積雪しました。8時過ぎの牧ノ戸峠駐車場には、すでに多くの車が駐車してます。上空にはガスがかかり一抹の不安がよぎりますが、早々に装備を調えて入山です。駐車場でまめ。氏と会い、 まずは新年のご挨拶。その後沓掛山から扇ガ鼻分岐へとガスの中をのんびりと歩きました。登路の積雪はおおむね15cm程度です。10時を過ぎる頃から薄雲の中に太陽の輪郭も望めるようになり、10時30分前には急激に天気が回復。久住分れ発ち、御池・中岳方面への登路へ入ると先行者のトレースは細く、空池縁に出る前にそれも消えています。吹きだまりに捕まり腰上まで雪 に埋もれ苦戦する場所もありましたが、難なく御池に着きました。御池は完全氷結し、中央部を不安なく歩き、中岳へ向かうと先行者のトレースは途中で消えています。天狗ガ城と中岳の尾根にある定点から御池と中岳を撮影してから、天狗ガ城北斜面で膝上まである雪をラッセルし天狗ガ城山頂へ向かいます。星生崎から星生山へ向かうことにし、稜線を快適に歩き、雪の造形である雪紋(シュカブラ)を楽し みつつ山頂へ着きました。広がる雪景色を眺めていると、気づけばすでに15時を過ぎ、往路ではガスに覆われて撮影できなかった星生山や扇ガ鼻斜面を覆う霧氷を撮影しつつ、沓掛山下のカラマツ林付近で夕日に染まる星生山を眺めながら日没を待ちます。17時10分頃、地平線上を覆う雲間に太陽が沈むと間もなく、ガスが山頂付近を広く覆い始めました。 |
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【1月5日】ガス焼けるすがもり越の朝
1月5日の九重連山は晴。午前6時前の長者原付近の気温は−1℃。厳冬期にも関わらず暖かな朝となりました。6時過ぎに大曲から入山し、雪に覆われた登路を淡々と歩きます。黎明に照らされた三俣山上空には徐々にガスが濃くかかり始めています。この日の出直前の山頂のガスというのが鬼門で、希にというか、運良くというか、たまたまというか、御来光山行が叶った場合でも、日の出の直前にガスで撃沈
という不幸な現実に遭遇することが多いのです。 |
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【1月14日】中岳霧氷群の向こうに大船山を望む
1月14日の九重連山は曇のち晴。午前8時前の牧ノ戸峠の気温は−5℃。3連休最終日、休日出勤も重なり連休最終日にやっと出かけた九重連山は早朝から曇り空です。国民宿舎コスモス荘のそばで凍結した路面の絶妙の滑り具合を感じましたが、まだ路面に積雪はありません。8時前はまだガスが濃く、沓掛山に霧氷が確認できる程度で視界は開けません。 |
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【1月19日】坊ガツルから望む朝の中岳方面
1月19日の九重連山は晴。午前7時前の飯田高原の気温は−5℃。薄明で明るく、ヘッドランプも不要になった7時過ぎに吉部から入山。登路にはうっすらと積雪もあり、雪明かりというのか森の中に入っても十分に明るく歩きやすい状態です。7時15分を過ぎ、間もなく日の出の時刻を迎える頃になると一気に明るくなります。大船山の陰になる坊ガツルにはやっと朝日が注ぎ始めたばかりで、坊ガツルを蛇行する鳴子川の川面に朝日を浴びた山々が映ります。8時頃の気温は−5℃で、それなりに冷えてはいますが、晴天であることを考慮すれば放射冷却でもっと冷え込んでも良いような気もします。 |
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【2月1日】厳冬の中岳と大船山・星生山から望む久住山
2月1日の九重連山は晴。午前9時過ぎの牧ノ戸峠の気温は−6℃。この冬も、近年暖冬傾向が続き、一定の降水量はあるのだが、気温が高く雪にならずに雨が降ることが多いのだということでありまして、この冬後半にかけて雪景色に会えるのかどうか気になるところです。長者原付近に全く積雪はなく、大曲付近から路肩に積雪が見られるようになり、牧ノ戸峠駐車場にはしっかり雪があります。 |
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【2月3日】雪が覆う坊ガツル木道
2月3日の九重連山は曇。午前10時頃の長者原付近の気温は−1℃。2月2日から続く平地の雨は、九重連山では雪となっているようです。自宅付近は全く積雪はありませんでしたが、中津市耶馬溪町から玖珠町へ抜ける深耶馬溪付近から道路の積雪も増え、九重町役場から飯田高原へと向かう道は、湿った雪で車体の底を擦るほどの深い轍ができている場所もありました。ノロノロ運転の
車を先頭にした長い列にもまれながら、自宅から3時間あまりかかって、やっと長者原へ着いたのはすでに10時前です。 |
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【2月9日】早朝の氷の祭典準備・雪に煙るすがもり越
2月9日の九重連山は曇。午前7時前の長者原付近の気温は−3℃。3連休は九重氷の祭典が開催されます。幸いなことに、今年は長者原周辺も先日来の雪で冬の装いとなり、加えて周辺の道路は県道11号別府-阿蘇・一ノ宮線(通称やまなみハイウェイ)にも、気合いを入れて融雪剤を散布したためか、完全な圧雪路にはなっていません。 |
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【2月11日】すがもり越の朝
2月11日の九重連山は晴のち曇。午前6時頃の長者原付近の気温は−5℃。3連休最終日、予報では晴れの天気であります。2日前、ガスに巻かれホワイトアウトの山行となったわけで、そのリベンジということで、再び九重連山へと向かいます。 |
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【2月16日】氷結する暮雨の滝・法華院山荘から大船山を望む
2月16日の九重連山は曇のち晴。午前6時過ぎの飯田高原の気温は−5℃。粉雪が舞い始め、薄明かりに望めるようになった三俣山頂付近もガスに覆われています。2月15日の地元紙に掲載されていた暮雨の滝がほぼ氷結しているという記事を検証すべく、吉部へと向かいます。 |
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【2月23日】晩冬の中岳
2月23日の九重連山は曇のち晴。午前9時頃の長者原の気温は2℃。長者原へ着いた9時頃、依然山頂付近にはガスがかかるものの、予報どおり天候は回復傾向と見えて上空を覆う雲も徐々に切れ間が出ているようです。 |
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【12月6日】氷結する御池
12月6日の九重連山は雪。午前7時頃の牧ノ戸峠の気温は−7℃。例によって昨夜の余韻が残り遅めに自宅を発つことになりますが、終日雪マークの予報なのであわてることもありません。それでも平日の出勤時より1時間ほど早く6時過ぎに玖珠町を過ぎ、九重町町田付近からはわずかながらも圧雪路となり、久しぶりの雪道の感触を感じながら快適なスノードライブです。 |
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【12月13日】明け行くすがもり越
12月13日の九重連山は晴のち曇。午前6時過ぎの飯田高原の気温は−3℃。先週の第2波の寒波が去ってからは、比較的暖かな日が続いています。13日も冬にしては暖かな朝となり、大曲付近は0℃でした。黎明の空は明るくなり、かろうじてヘッドランプも不要になった大曲から6:30頃に入山。登路脇の水たまりは完全に凍結し、霜柱が覆う登路を淡々と歩きます。暖かといえども、冬の九重連山はさすがに平地とは異なる冷え込みです。登路から望む上空は薄雲が朝日に染まり、やがて星生山や三俣山、遠く涌蓋山の山頂付近に朝日が注ぎ始めました。荘厳な朝の儀式は粛々と挙行されるわけですが、すがもり越で風に吹かれつつ三脚を立てて撮影のためにじっとしていると、さすがにしんしんと冷えてきます。暖かといえども冬の朝は寒さもまたひとしお、ということで、風を避けすがもり避難小屋の外壁に隠れます。 |
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【12月20日】明け行く九重連山(Part.1)
12月20日の九重連山は晴。午前6時前の牧ノ戸峠の気温は1℃。さすがに冬の九重連山だけあって、ヘッドランプを灯して入山した6時前の沓掛山登路で早速試練を受けることになります。先週の平地の雨が九重連山では雪となり、融けた雪が凍結して沓掛山登路は極端に滑りやすい状態です。よもやこれほど凍結していようとは思いもせず、簡易アイゼンを持参していなかったため慎重に登りました。これがそもそもの誤算の始まりであります。 |
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【12月27日】明け行く九重連山(Part.2)
12月27日の九重連山は晴。午前5時過ぎの牧ノ戸峠の気温は−5℃。極端な冷え込みはないものの、凛とした冬の朝を迎え、気も引き締まる思いです。冬至前後は日の出の時刻が遅く、比較的楽に御来光に間に合うように山頂に立てる絶好機ですからこの期を逃すのは実にもったいない。欲をいえば、もう少し積雪があれば申し分ないのですが、そこまで自然は用意周到に条件整備はしてくれません。(笑) |
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